724:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 22:18:58.85 ID:fQccCvVP0
仁美「……しかし、主要な禍根はおおよそ断ちました。議会や警察も徐々にですが正常化してきておりまする。」
あやめ「苛烈な政策の大半がシャーマンが手を回して実行させていたものでした。…………南部と北部の関係はこれから変わっていくでしょう。」
亜季「……次世代に引き継ぐまでに、膿を掻き出しておくのも我々の役目だ。」
725:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 22:29:22.21 ID:fQccCvVP0
亜季(……資料の数々や北軍側と…その他からの証言もあり、あの闘いにおいて私は逆賊となるどころか、図らずも人知れず戦いを続けていた『英雄』へと担ぎ上げられてしまった……)
亜季(…名声とやらが、さらに高まってしまった形だ………その様な物に興味は無いが…利用させてもらうにはとても役に立つものだ。)
亜季(…この教育と言う戦場で戦っていくために……な。話を通すには何かと都合が良い。)
726:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 22:36:30.78 ID:fQccCvVP0
タラ フォンティン屋敷
聖「今年採れた綿花と野菜と……果物です……!」
727:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 22:43:01.98 ID:fQccCvVP0
泰葉「…ありがたくいただきます。ここでいただかなければ、あなたのお姉さんは臍を曲げてしまうでしょうから。」
聖「……ありがとうございます……!」
泰葉「物をもらってお礼を言われるのは…………妙な気分ですね…………代わりと言ってはなんですが、あなた方に関する悪い評判はあらかた根を絶っておきましたから。」
728:名無しNIPPER[sage]
2015/10/29(木) 22:44:07.64 ID:3BWLOZMAO
(……老人にできる事はこれくらいなのですよ)
729:名無しNIPPER[sage]
2015/10/29(木) 22:44:50.32 ID:ucDrLxiAO
平和に、静かに、自由に暮らせるなら、このくらいは全然苦ではありませんから。
730:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 22:52:44.67 ID:fQccCvVP0
泰葉(……老人にできる事はこのくらいなのですよ。)
聖「……え、えっと…………」
泰葉「堂々と胸を張りなさい。あなたたちが、これからの時代の主役なのですから。老人相手に萎縮する必要はありません。」
731:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 23:00:00.45 ID:fQccCvVP0
泰葉「良いですか、キャリーン。経験が豊かな人間を尊敬すべきなのは、その人が長くその世界で過ごしてきたからではありません。その世界で積み重ねてきた物が大きいからなのですよ。」
聖「…………………………」
泰葉「何をしたか、それは自分のやりたい事だったのか、後から後悔しても時間は帰ってきません。……後悔しないように生きなさい。」
732:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 23:06:14.79 ID:fQccCvVP0
聖「え、えっと………………」
泰葉「………………」ナデナデ
聖「………………あ………」
733:名無しNIPPER
2015/10/29(木) 23:11:39.35 ID:fQccCvVP0
泰葉「つまらない訓戒だけ聞かせて返すわけにはいきません。お茶を淹れますから、飲んでいってくれませんか。」
聖「……………え、えっと…………………」
泰葉「ふっ………年寄りのわがままです。お茶を飲んでいってやってください。」
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