過去ログ - 西園寺「海の向こうから鳴り響くSIREN」
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◆z.6vDABEMI
[saga]
2015/11/12(木) 22:50:22.78 ID:L1ntaqgSo
ソニア 2日目 09:43:13
刈割/田園付近
『そに、そ、ソソソソソソ、そ』
田中「チィ……ッ!また貴様かっ!」
一触即発。再び現れたのは、もはや蛍光ピンクの跡形もないほど赤に濡れた男の姿。
そのつなぎも今や台無しだ。
超高校級とはどこに行ってしまったのか。
涙が出そうなほどに悲しいし悔しい。
左右田さんの気持ちはうれしいですが、受け取れません。
それは左右田の生前からもソニアが言い続けていたことだ。
左右田がソニアの好みではなかったのかもしれない。
しかし、現実問題はもっと根本だった。
『ソニアは左右田を友人と思っていた』。
伝わりにくいほど伝わらない、この感情。
だがそれがまた左右田和一を曇らせる。
これは左右田さんにやってもいい、これなら言ってもいい。
だってみんな言っていたから。
そうして愛する人にすら淘汰された。
その愛の感情だけはこうして最後まで残ってしまった。
だってどうだ。
海にも還らず、いまだ二足でソニアを追いかけて来るじゃないか。
田中「いい加減に悠久に還れと……」
『ソニア、さん』
ソニア「来ないで!ち、近寄らないでください!」
入り交じった感情、もはや何が本心か分からない。
ソニア「あ、あなたに触れてほしく、ありません」
『あなたに見せたい、景色が……け、けし……ガがガががが』
田中「アブソリュート・ゼロ!」
近くの角材で応戦する田中。
その一撃はちゃんと利いたのか、左右田は崩れ落ちた。
『きれいなけしきを、みせたいんです、そにあさん』
そう、言葉を残して。
ソニア「……きれいな、景色?」
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