過去ログ - アイドルマスターシンデレラガールズ REBOOT
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1: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 22:59:49.77 ID:BCIrRvMdO
第一話

アイドル、それは遥か昔、特別な力を持った人々を表す言葉だった。

歌い、踊り、多くの人々を笑顔にしていたアイドルには不思議な力があると、多くの民衆は思っていた。

ある時、本当に不思議な力を備えたアイドルが世界に降り立った。

そのアイドルは空高く飛び、大地を風のように駆け、海を割り、
炎や風、天候さえも操ってしまうほどの強力な力を持っていた。

そのアイドルの出現を期に、多くのアイドルが不思議な力を持ち始め、
それは人々を驚かせ、楽しませ、そして何より魅了した。


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2: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:00:37.82 ID:BCIrRvMdO
そんな超能力とも言える力をもっと役立たすことは出来ないかと考えた昔の科学者たちは、
アイドルに宿った力をシンデレラパワーと名付け、シンデレラグラスという特殊なガラスに
シンデレラパワーを留める技術開発に成功した。

アイドルたちはその力をシンデレラグラスに注入し、時には街を照らし、
以下略



3: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:01:24.37 ID:BCIrRvMdO
彼と彼女考えた。この力はどのようにして使うのが良いのだろうか。

彼は考えた。この力を平和の為に使い、多くの人々を笑顔にし、
力を持って支配するという恐ろしい考えを排除しようと。

以下略



4: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:02:00.98 ID:BCIrRvMdO
シンデレラグラスの技術を応用し、搭乗したアイドルを動力源にした次世代兵器。

シンデレラグラスに偶然にも付与されてしまったシンデレラパワー増幅機能が、
巨大な躯体を動かすだけの力を与えてしまった。

以下略



5: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:02:28.87 ID:BCIrRvMdO
面白くないのは彼女だった。彼女にしてみれば彼の作る世界は、
いずれ自分たちに反旗を翻す反乱分子でしかない。

ついに彼と彼女の戦争の火ぶたが切って落とされてしまう。

以下略



6: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:02:58.29 ID:BCIrRvMdO
戦争は日に日に激化し、多くのアイドルが戦禍に倒れていった。

しかしそれでも戦争の炎は小さくなることを望まず、
世界のなにもかもを飲み込み、燃やし終えるまで続くことになる。

以下略



7: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:03:34.09 ID:BCIrRvMdO
彼は秘密裏にある研究を進めていた。
それはシンデレラパワーを完全に封印することは出来ないだろうかという、
力を放棄するための研究であった。

シンデレラパワーがあれば確かに世界は多くの面で利益や幸福を作り出すことが出来る。
以下略



8: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:04:30.62 ID:BCIrRvMdO
ある特殊な音が、シンデレラパワーの鎮静・減退・消滅へと導くと発見したのである。

全てのシンデレラパワーに効く音があるわけではなく、
アイドルの持つ特殊な心の色に反応し、その波長に合う音を紡ぎ合わせた音楽に
歌詞を乗せて作り上げた『歌』が効力を持つことが分かった。
以下略



9: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:05:12.14 ID:BCIrRvMdO
???「何故分からない!アイドルのその力を持ってすれば、
世界を、その全てを手に入れられるというのが!!」

??P「私はそんな全て、いりません。ただ欲しいのは、心からの笑顔だけです。
貴女の作る世界では、誰も本当の笑顔は作れません」
以下略



10: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:05:43.32 ID:BCIrRvMdO
??P「もう…議論の余地もないのですね」

???「ああ。それは随分前からわかっていたことではないか」

??P「…では、私はこの力を放棄します。いえ、この世界から力を放棄させます」
以下略



11: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:06:20.67 ID:BCIrRvMdO
彼が進めていた研究は、シンデレラパワーの
鎮静・減退・消滅の作用をもたらすだけだと思われていた。

しかし、アイドルの波長と『歌』が合致し、鎮静・減退の効果を示した後、
シンデレラパワーと『アイドルマスター』は何故か『歌』の歌詞と譜面を記した
以下略



12: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:07:13.28 ID:BCIrRvMdO
??P「私たちは力を放棄することを選びました。
たとえどんな苦難が待ち受けようとも、大きな力に頼らず、
皆で手を取り合って生きていくことを決めたのです」

???「愚かな…」
以下略



13: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:07:44.01 ID:BCIrRvMdO
そして世界からシンデレラパワーと巨大兵器『アイドルマスター』は石碑となって消え、
彼らは二度とそれらが地上に顔を出すことの無いように地中深くに埋めた。

このことは誰も記録も記憶もしないようにし、平和な世界を一から作ろうと誓ったのだった。

以下略



14: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:08:45.19 ID:BCIrRvMdO
??凛「最後の一機も地中に埋めたし、これで『ニュージェネレーション』の役目も終わりだね」

??未央「ありがとう、『ニュージェネレーション』。
沢山思い出があるから寂しいけど、でも、これでよかったんだよね」

以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/10/17(土) 23:09:10.64 ID:iL9lAcFWO
期待


16: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:09:24.45 ID:BCIrRvMdO
??卯月「はい!それに、これからはシンデレラパワーの無い普通のアイドルとして
世界を笑顔にするお仕事が残っていますし、本業を頑張りましょう!」

??凛「だね」

以下略



17: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:09:59.23 ID:BCIrRvMdO
世界からシンデレラパワーと『アイドルマスター』は消え去り、
一から世界を作り直す大きな仕事が始まった。

しかしそこにアイドルがいたから、辛い時でも苦しい時でも笑顔を忘れることなく過ごすことが出来、
そしていつの間にか、シンデレラパワーにも『アイドルマスター』にも頼らない、暖かい世界が作られた。
以下略



18: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:11:05.46 ID:BCIrRvMdO
次回予告

幼き日の記憶。
あの日交わした友情の誓い。
しかし月日は流れ、時は少女を戦場へと誘う。
以下略



19: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:11:54.07 ID:BCIrRvMdO
第二話

「遠い日の約束」


以下略



20: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:12:24.04 ID:BCIrRvMdO
本田未央「…」

高森藍子「?未央ちゃん、どうかしましたか?」

日野茜「お腹が空きましたか!?」
以下略



21: ◆LV1QS555XE[sage saga]
2015/10/17(土) 23:13:17.36 ID:BCIrRvMdO
未央「うーん、二人はまだ実戦経験浅いけど、パッション国では貴重な専用機持ちだからね。
国としては何とか今回目標の『We’re the friends!』の石碑を奪還して
『アイドルマスター』をリブートさせたいんだよ。それだけ切羽詰ってるとも言い換えられるけど」

藍子「…」
以下略



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