過去ログ - 【艦これ】重巡加古はのらりくらり
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884: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:00:05.07 ID:9d4haRm1o
夜中に肩を叩かれ、目が覚める。
「加古さん」
885: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:00:38.55 ID:9d4haRm1o
「砲撃を受けたんですよ、それも街中!」
「砲撃ィ?」
886: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:01:08.30 ID:9d4haRm1o
「あたしは神経が図太いんだ」
「どうやらそうらしい。よし、飛行場に砲撃を敢行する」
887: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:01:38.31 ID:9d4haRm1o
『準備完了です』
丘の上に登った初霜からの無線が届き、
888: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:02:09.77 ID:9d4haRm1o
「伏せろ!」
その砲弾はあたしたちの前方に着弾し、怪我人はいなかった。
889: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:03:37.75 ID:9d4haRm1o
「チャージ!チャァーージ!」
「ウラァーーーッ!」
890: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:04:25.27 ID:9d4haRm1o
しばらく走ったが、暗闇の中で突然何かにぶつかった。
「あぁ?」
891: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:04:52.16 ID:9d4haRm1o
あたしたちは二人で唖然としていたが、その音で正気に戻ると、互いに掴みかかり殴りあった。
果たして正気に戻ったと表現していいものかどうか、どっちが正気でどっちが狂気かわからん。
892: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:06:13.66 ID:9d4haRm1o
『Never forgive you』、『絶対に許さない』とまで言われてしまったあたしの明日はどっちだ。
ともかく、こいつには流石にビビっちまったよ。
893: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:06:47.23 ID:9d4haRm1o
弾薬が尽きる頃には敵の反撃も無くなっていた。辺りは次第に明るくなり、惨状を朝日が照らす。
「これ……全部私たちが……」
894: ◆TLyYpvBiuw[saga]
2016/02/04(木) 01:07:19.39 ID:9d4haRm1o
敵の思惑としては、数の優位によってそのまま挽き潰すつもりだったんだろうが、
艦娘たちの奮戦のよってその野望は打ち砕かれた。
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