過去ログ - 提督「龍驤は小さいよなぁ」龍驤「あ?」
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172: ◆kquYBfBssLZl[saga]
2016/07/18(月) 11:21:11.38 ID:QIRxfVJLO
咄嗟に首筋を隠して、彼を振り向く。

「きゅ、急にそういうことするの禁止っ――あっ……!」

今度は反対側に。
はしたない声が出て、顔が熱くなる。

「っひ……!?」

そのまま、熱が線となって首筋を駆け上がる。
最後にトドメとばかりに、耳朶を喰まれる。

「な、舐めた! 今っ舐めたやろ! う、ウチの首っん!」

黙らせるように、唇を塞がれる。
彼が離れると同時に瞼を開くと、意地悪そうな彼の顔。
にやにやと笑って、明らかにこちらの反応を面白がっている。
睨んでやると、声を漏らして笑い出した。

「意地悪」

「龍驤が可愛いから、つい」

「なんやねん……もう」

楽しそうに笑う彼を見て、まあいいか、と赦してしまう。
これが鈴谷が言っていた、ちょろい、というやつだろうか。
でも、まあいいや。
今、生まれてから一番幸せだから。

「どうしたら許してくれる?」

彼が、優しい声で問いかける。
別にもう許してるけど、せっかくだから何かおねだりしてみようか。
とは言っても、この雰囲気でできるおねだりって、何だ?
…………。

「……ちゅーして」

「ぶはっ!」

「あっ!」

噴き出す彼に、流石にカチンとくる。
ヒトがしおらしくしてれば……!
彼の腕を引き寄せて、勢いをそのままに、体勢を入れ替える。



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