過去ログ - 提督「龍驤は小さいよなぁ」龍驤「あ?」
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173: ◆kquYBfBssLZl[saga]
2016/07/18(月) 11:22:38.17 ID:QIRxfVJLO
「押し倒されたー」

「う、うるさいっ! お仕置きやっ!」

先程、彼にされたのと同じことをしてやる。
首筋に吸い付いて、反対側も。
そのまま首を舐めあげて、耳朶を甘噛みしてやる。
これでどうだ、と反応を見るべく彼の顔を覗き込むと、未だににやにやと笑っていた。

「今のがお仕置き?」

引き寄せられて、啄むように唇を喰む。

「ご褒美の間違いじゃないの」

そして、唇の端、頬、目尻、額、鼻の頭、顔中に口付けの雨を降らせてくる。
彼の唇が触れるたびに身体から力が抜けて、最後に耳に口付けをされたとき、遂に彼の上に倒れこむ。

「……ずるい」

「ん?」

「ウチだけドキドキして、余裕無いの、なんかズルいわ……」

彼がまた噴き出して、一緒に抱き起こされる。
彼の胸の辺りに耳を押し当てられて、ようやく気付いた。

「俺も、結構余裕無いかも」

高鳴る鼓動が聞こえる。
ちら、と見上げると、そっぽを向いて鼻の頭を掻く彼の耳が、赤く染まっている。
また胸が引き絞られるような感覚がして、思わず口元がにやけてしまう。
なるほど、面白くて、とか、可笑しくて、じゃなくて。
愛おしくて、笑ってしまうなんてことも、あるんだ。

「……ね」

「ん?」

「好き」

「俺もだ」

そう言って、笑って、唇を合わせた。


〜〜



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