過去ログ - 真人「そういえばこの間、鈴が知らねえ男と歩いてたな」理樹「えっ?」
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47:名無しNIPPER[saga]
2015/10/23(金) 22:12:22.00 ID:QLUBJbqc0
鈴「?」

理樹「〜〜〜…」



物陰

真人「よし!そろそろ頃合いだな…謙吾、俺の長ラン似合ってるか!?」

謙吾「ああ。それではいざ出陣……」

恭介「……いや、待て!」

真人「ん?…………なっ!!」

恭介「なんつうタイミングで…来やがるんだ…」




理樹(恭介たちはまだなのかっ。早く芝居を打ってくれないと誤魔化しも伸ばしきれない…)

理樹「えーっと…だから僕は!」

「あれ、また2人でいるね」

理樹「えっ!?」

理樹(まただ。またやっとのところで現れる。……いったいなんなんだこの人は…ずっと鈴のあとを追ってたりするのか…でも、狙ってるなら当たり前なのか?)

鈴「またお前か」

「はははっ。ごめんごめん、また邪魔するよ」

理樹(自然な動作で鈴と僕の間に座られた。あちらからは別に敵とも思われていないらしい)

理樹「…………」


真人「なにやってんだよ理樹のやつは!」

謙吾「大声出すなっ。今見つかると面倒だぞっ」


「〜〜だから今度は今週末に…」

鈴「うーん…」

理樹(僕だって…僕だってここでなんとか言わなきゃダメなのに………でもなにを?なにを言えば鈴と話せるんだ)

理樹(そこで思考が詰まってしまった。鈴とはずっと話してきたはずなのに。2人であの地獄のような事件も乗り越えてきたはずなのに…)

理樹「あ、あはは…」

理樹(情けない。背中からなにか冷たいものがどっと流れてくる感覚を味わった。心臓の鼓動も既に最高速度まで達している)

「じゃあそこでジュースでも買う?」

鈴「いや恭介と待ち合わせしてるんだ」

「お兄さんと。それならそこの彼に来たら連絡してくれるように言えばいいんじゃないかな?遅刻してるようだし」

鈴「でも……」

理樹「き、きっとすぐ来るし待っていた方がいいんじゃないかな」

「心配いらないよ。来たとしてもすぐそこだし」

理樹(鈴が僕の方を向く。僕は……)

理樹「……そうだね…」

理樹(勇気のない自分をぶってやりたい)


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