14:名無しNIPPER[saga]
2015/10/20(火) 03:05:59.17 ID:xvqSeYsQo
『逆転の発想』
大分元の形を失った苺ムースをぼんやりと見つめていると妙案が浮かびました。
どうせ子供扱いされるなら、もう完全に子供になりきってしまいましょう。
「プロデューサー、これ持ってください」
不思議そうに苺ムースのカップとスプーンを受け取るプロデューサー。
「一人じゃ食べられないので食べさせてください」
「……あはは、せっかくだから凛お姉ちゃんが食べさせてあげようか?」
凛さんは笑っていました。
……額に青筋を浮かべながら、ですけど。ちょっと、結構こわいです。
「凛さんはつい手が滑って私の喉にスプーン突き刺しそうなのでいいです」
ふい、と凛さんから視線を外してプロデューサーに催促をすると、ごくごく自然な仕草で口元にスプーンが運ばれました。やっぱ気性が荒い凛さんよりプロデューサーの方がいいです。余は満足です。
「次、ください」
再びプロデューサーの持つスプーンがこちらに向けられ……た瞬間でした。
横からぱくり、とスプーンを凛さんが咥えました。……おのれ。
「……ふふん」
勝ち誇ったように笑う凛さん。子供相手そんなことして恥ずかしくないんですか、うぎぎぎぎ……。
「じゃあ、プロデューサーさんにはお姉さんの苺ムースをあーん、してあげますねっ!お姉さんはそっちのプリンが欲しいのであーん、してくださいね?」
凛さんと視線が合った。同時に理解してしまう。
足の引っ張り合いをしている場合じゃない、と。まずは目の前の強大な敵(日下部若葉)を倒さねばならぬと。
そしてここに二桁以上仲間割れを繰り返す世にも不思議なCoolユニットが生まれ、後の世間を席巻することになるなんてその時の誰も思うことはありませんでした。
モバP「橘さんな日々」 END
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