過去ログ - 苗木「強くてニューハーフ……?!」モノクマ「そうです!」
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34: ◆yrrWowwxP2[saga sage]
2015/10/21(水) 17:07:28.36 ID:Cb9pOKlMo
いったん部屋に戻って、それから次にどうするか考えた。
江ノ島さんの疑いが深まってしまったことは霧切さんに伝えておいたほうが良いかもしれない。
だけど、むやみに霧切さんに接触しに行っても良いことはないだろう。

迷った挙句、ボクは食堂にきた。


朝日奈「あ!苗木だ!」

山田「しかし、苗木殿は食堂に常にいるキャラでもありませんぞ?」

大神「問題あるまい、いるときの交代役をやってくれるだけでもだいぶ余裕が出る」

苗木「……何の話?」

朝日奈「あのね、私とさくらちゃんで、包丁を見張ることにしたの!それで、話聞いた山田君も手伝ってくれるんだって!」

山田「拙者も食堂にはよく来ますのでね〜♪」

苗木「包丁の見張り?」

朝日奈「そ。包丁だけじゃないよ!調理室にある道具のリストを作って、交代で見張るの!
  こういうのをしっかりしていれば、みんな変な気もおこさなくなるし!」

大神「……ある程度の規律を設けるというセレスの言も、こうしてみると利があるようだな」

苗木「で、時々はボクにも見ておいてもらいたいって事だね」

山田「そうなりますな。本当は全員で当番を組んだほうが良いのかもしれませぬが」

朝日奈「あまり食堂に長くいない人とか、部屋でゆっくりしたい人に強制するのもね」

大神「故に、食堂にいることの多い我らでとおもったのだが、さすがに3人では心もとなくてな」

苗木「もちろん手伝うよ」

朝日奈「やった!」

山田「あとは、他に真面目そうな人にお願いしてもいいかもしれませんな」


包丁の見張りについて話した後、軽めの昼食をとった。
少しお茶を飲みつつゆっくりしていると、やはりまだ本調子ではなさそうな桑田クンが食堂にやってくる。


苗木「桑田クン、大丈夫?」

桑田「んー?ああ、まあ、大丈夫っていうか心配されるようなことも特にねーって」

苗木「そうかな、調子が悪そうに見えたけど……」

桑田「……よし、首突っ込むってんならそのまま話聞いてもらうぞ?いいな?」

苗木「ボクで良ければ」


桑田クンは、適当につくってもってきた丼を前にしつつぽつりぽつりと、話してくれた。


桑田「野球なんて、やらされてるだけのもんだって思ってたのによ
  ……才能があるってのも、野球に縛り付けられるだけだって思ってたのに
  球速落ちてるって知ってさ、なんかこう、自分の持ってる大事なモンが抜け落ちたように思えたんだ」


体育館でも言われていたけれど、本当なら今の彼の能力も野球選手としてみれば化け物じみているはずなんだけど
それでも、本人が感じることのできる能力の低下は恐ろしいものなんだろう。


苗木「何とかここを出るにしても、きちんと黒幕に戻してもらわないとね」

桑田「そうなんだよなー……変な話聞かせちまって悪かったな」

苗木「いいって。話ぐらいならいくらでも聞くから、また何かあったら言ってよ」


そう言って、食事を終えた桑田クンを見送る。
彼の下げ忘れた食器を調理室に戻すついでに、小一時間ほど包丁の見張りをしてから部屋に戻った。


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