過去ログ - 苗木「強くてニューハーフ……?!」モノクマ「そうです!」
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38: ◆yrrWowwxP2[saga sage]
2015/10/21(水) 17:11:05.02 ID:Cb9pOKlMo
不二咲「あ、あのぅ……本当、なの?多重人格って……?」

腐川「……本当よ……しかも、しかもその多重人格のもう片方があんなのとか……そりゃ引っ込みじあんにもなるっての」

桑田「……まあ、じっさい演技でできる範囲でもねーんじゃないか?……舞園ちゃん、ドラマもやってたし演技かどうかとかわかんね?」

舞園「えぇっと……その 演技の範囲ではない、というのに、賛成かもしれないです」

セレス「普段から自身に嘘をついておく、という方法で演出することも可能ですが……彼女にそこまでの嘘がつけるスキルはないかと」

山田「えー、しかし……殺人鬼という存在である以上、危険視はすべきかと」

十神「昨晩こいつから、自分の中にいるという殺人鬼の話を聞かされた時は俺もそう思ったが
  ……殺人鬼と言う以上、単に閉じ込めるだけでは難しい部分もあると俺は判断した」

腐川「……実際、殺人鬼を外に出さないようにって、厳重に引きこもったこともあったんだけど
  ……無理だったわ、たまったほこりでくしゃみして、次に気づいた時には外に出てたもの」

十神「この話も聞いてあったからな、とっとと正体を明かさせる事にした」

不二咲「……腐川さんがジェノサイダー翔だってことは……その、すくなくとも今回の黒幕ってジェノサイダーではないんだねぇ?」

腐川「……あたしが黒幕だったらそもそも自分の姿なんて現さないわよ」

不二咲「だよねぇ……昨日の夜、ちょっと考えて、こんなことできるのって例の殺人鬼ぐらいじゃないかって思ってたんだけど」

十神「腐川が一介の女子高生である以上希望ヶ峰を占領するだけの武力も、救出を遅らせるだけの権力も持たないと思うのが筋だろうな」

山田「えぇと その 腐川冬子殿、ジェノサイダー翔の制御は無理なのですか?」

腐川「ムリね……できてたらここまで私の性根も歪んでないっての」

桑田「性根歪んでる自覚あったのか」

腐川「ふんっ……お見通しなんだから……ブサイクって思われてる事や、だから見ていつからかおうか隙を伺ってるんだってことぐらい……!!
  そんな目されてたら誰だって性根ゆがむわよ!」

十神「その件に関しては半ば被害妄想だぞ」

腐川「白夜様が特に必要のないあたしの言葉に相槌をうってくださった……?!」

桑田「……まあ、あのジェノサイダーとかいうやつが出てきてる時だけ警戒すりゃいいって事だよな」

十神「そうなるな。話を聞く限り、腐川がくしゃみした時か気絶したときに入れ替わるようだ」

大神「ふむ……では、調味料から腐川は遠ざけておいたほうが良いかもしれぬな…」


ジェノサイダーに対する反応は、言葉で現れる分にはこのぐらいだったけれど、
それぞれの様子を見ていたらどの程度受け入れられているかの傾向はつかめた。
一週目でジェノサイダー翔の正体を知ることができた人ほど、彼女への拒絶が薄い。

積極的に話そうとしている桑田クンも、まるで怖いものをよくわからないまま放置するのが怖くて喋りかけているようだった。
もっとも、彼とそれにつられたのか不二咲クンに関していえば、ジェノサイダーが出た時に逃げればいいというあたりに落ち着いたみたいだけど。

ここでも困ることになるのは舞園さんと江ノ島さんの二人に関してみたいだ。
……まあ、仕方ないかな。彼女たちは極初期の犠牲者で、舞園さんに関していえば学級裁判すら知らないままだったし。


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