18: ◆CKMIDJALQg[saga]
2015/10/23(金) 08:26:46.40 ID:pm+KydJX0
ショッピングモール:土曜日
八幡「……」
タッタッタ
陽乃「ごめーん、待たせちゃったかな?」
八幡「……いえ、俺も今きたとこです」
陽乃「そ? じゃあ行こっか♪」テクテク
八幡「はい……」トコトコ
八幡「……それで、なんで俺なんすか」
陽乃「え、なにがー?」
八幡「いえ、今日のことです」
陽乃「あー。私、雪乃ちゃんに何あげていいかわかんないんだよね、誕生日プレゼント」
八幡「……だからって、俺ですか?」
陽乃「あれ、もしかして嫌だったかな?」
八幡「……別にそういうわけじゃないですが……俺なんかがお役に立てるかどうか」
陽乃「えー、比企谷くんだからいーんだよ〜」
八幡「はぁ」
陽乃「いやぁ〜、ね。女友達とだったら、絶対私の方がセンスあるから、参考にならないし……」
八幡 (自分で言ったよこの人)
陽乃「男の子の友達とは、んーなんか……あっちが色目使ってきて疲れるし……」
八幡「……」
陽乃「その点、比企谷くんなら安心でしょ? 君、理性の化け物だし」
八幡「……そりゃどうも」
陽乃「それに比企谷くんも、雪乃ちゃんにあげたんだよね」
八幡「……ええ、まあ」
陽乃「なにあげたの?」
八幡「別に、大したものじゃないです」
陽乃「ふ〜ん……」
八幡「……」
陽乃「……」
八幡「……で、なんで今何すか?」
陽乃「ん? 何が?」
八幡「誕生日プレゼントですよ。あいつの誕生日、とっくに過ぎてるじゃないですか」
陽乃「あー、えーっと……渡しそびれちゃったっていうか……ちょうどその時ゴタゴタしてて、渡せなかったんだよね。でもお姉ちゃんなんだし、ちゃんとあげなきゃなーと思って」
八幡「……」
陽乃「なにその目は〜。なんか疑ってるでしょ」
八幡「いえ。あと目はもともとです」
陽乃「私だってお姉ちゃんらしい行動はしてるつもりよ〜」
八幡 (嘘つけ)
陽乃「とにかく、そういうことだから。今日1日よろしくね〜」
八幡「……はい、わかりました」
76Res/61.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。