38:名無しNIPPER[saga]
2015/10/23(金) 23:47:23.06 ID:pm+KydJX0
陽乃「たったそれだけで、私のことをわかっているつもりでいるのが、余計に腹たつよね」
八幡「……別に俺は」
陽乃「はぁ、比企谷くんのこと、結構気に入ってたんだけどな〜。残念」
八幡「……気に入って欲しいなんて、誰も言っていないですけどね」
陽乃「黙れウジ虫」
八幡「ウジ……って……」
陽乃「君に、私の気持ちがわかるの?」
八幡「……」
陽乃「私わね、今まで苦労してきたの。親の事情に無理矢理付き合わされたり、好きでもない人を許嫁にされたり……」
八幡「……」
陽乃「そんなことも知らない君が、私にとやかく言う筋合いがある?」
八幡「……いえ、それは」
陽乃「それに雪乃ちゃんだって……あの子は、私の苦労を知っている。なのに逃げて、そして私に依存した」
八幡「……」
陽乃「だから、そんなあの子を妬ましく思ったことはあるし、嫌だったこともある。私から逃げたくせに、後を追ってくるなんて、変でしょ?」
八幡「……」
陽乃「でも、恨んだことは一度もない。だって、私はお姉ちゃんだもん。妹のことを本心から嫌いになることは、絶対にない」
八幡「……じゃあどうして」
陽乃「あの子には、私みたいになって欲しくないし、今のままでいて欲しくもない。幸せになって欲しいとは思ってる。でも、そう思う反面、嫉妬して、邪魔したい自分もいる」
八幡「……だから雪ノ下にも、今までああいった態度を?」
陽乃「そうよ。私に依存しないでって素直に言えばよかったけど、それらがそうさせなかったの」
八幡「……」
陽乃「矛盾してるでしょ? 私って」
八幡「……まあ」
陽乃「それにあの子はね、親の付き合いを断ることができたの。長女の私がいたからね。しかもあの子の性格から、お母さんたちは、雪乃ちゃんが一緒に付いて来るなんて、考えてもなかった」
八幡「……」
陽乃「だけど私は長女という位置にいたから、断りたくても断れない。友達と遊びたい時も、どんな時もね」
八幡「……」
陽乃「だからそういうことは全部、私まかせ」
八幡「……」
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