過去ログ - その男、ハチマン
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70:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:26:17.47 ID:htpqoLQR0
八幡「……フゥ、ここまで来たらもう平気だろ」

いろは「……」

八幡「ん? どうかしたか、一色?」

いろは「……せんぱい、なんで」

八幡「?」

いろは「なんで、あんなことしたんですか」

八幡「あんなことって……ああ、あれはだな。もし気まずい奴と会ったときに使える、俺専用の――」

いろは「私の……ためですか」

八幡「……」

いろは「私の立場を守るために、ですか?」

八幡「いや、俺は別に……」

いろは「私って、まだ先輩の目に、そう映っていたんですね……」

八幡「っ……」

いろは「先輩。私、あれからちょっとは成長したんですよ?」

八幡「……」

いろは「生徒会長に選ばれてから、クリスマスパーティーを開いたり、バレンタインのイベントとか……それにディスティニーランドのことも……」

八幡「……」

いろは「辛かったこともありましたけど、それが私を成長させてくれました。まあ、でも先輩のおかげなんですけどね」

八幡「……」

いろは「そんな成長した私が、今さら評判なんて気にすると思いましたか?」

八幡「……いや」

いろは「確かに、私にも立場がありますが、でもそんなのどうだっていいんです」

八幡「……」

いろは「だって、それはホンモノじゃないですから……」

八幡「……」

いろは「だから先輩。もう、ああゆうことはやめてください」

八幡「……」

いろは「わかりましたか?」

八幡「……ああ、わかった」

いろは「……まあでも、先輩は私のためを思って、やってくれたんですよね。ありがとうございました」

八幡「いや……なんか、悪かったな」

いろは「フフッ、いいんですよ〜。てゆーか、巻き込んじゃったのは、こっちなんだし。先輩が謝る必要なんて、なかったんですけどね……」

八幡「でも確かに、今のお前ならあれぐらい、どうにかなったかもな」

いろは「そーでしょ? 私、成長したんですッ」エッヘン

八幡「じゃあ、成長祝いだ。ほれ」スッ

いろは「え……なんですか?」

八幡「見て分かれよ。プレゼントだ」

いろは「……私にですか?」

八幡「他に誰がいるんだよ」

いろは「……開けても、いいですか?」

八幡「ああ」



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