過去ログ - 加蓮「夢を見て、それから」
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5: ◆sDG6cMODAE[sage saga]
2015/10/22(木) 23:41:24.11 ID:xe4zXvoM0
それが、私北条加蓮とプロデューサーとの出会い。

あの後、Pと私はいろんな事を話すようになって、私は体のことを自分から知ってもらいたいと初めて思った。

体が弱く、昔から病気がちだということを伝えてからPは、アイドルについていろんな事を教えてくれた。

先に私が退院することになって、Pは記念にと私に名刺をくれた。


P「加蓮ちゃん。体の事情は知った上で話すからよく聞いてほしい」

P「俺は、まだまだ新米だけど人を見る目は持ってるって褒められたし、自分でもそう思ってる」

P「君をスカウトしたい。アイドルに、なってみる気はない?」

加蓮「私が、アイドル?」

P「うん。もちろん健康面でも気を遣うし、それ以前にご両親の許可とかもいるだろう」

P「だから、君がなりたいと思って、周りの人が認めてくれたら、俺にプロデュースさせてほしい」

P「君を、君が憧れたあの舞台に連れて行きたい」


なんだか、今考えるとプロポーズみたいだな。

でも、その言葉のおかげで覚悟がついた。


加蓮「……約束、してくれる?」

加蓮「今すぐは無理でも、病気とかに気をつけて、お父さんとお母さんを説得すれば」

加蓮「私を、あの場所に連れて行ってくれる?」

P「ああ、必ず連れて行くよ」

加蓮「待っててね。必ずそこまで行くから」

P「ああ、何年でも」


そして、今。

私は、プロデューサーのもとへ……


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