130:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 23:28:58.92 ID:wlnW7ggg0
そのギワクは、すぐに晴らせたの。
プロデューサー、目があまり見えてなかったんだね。
いつか、事務所に忘れ物して、夜遅く取りに行ったら、プロデューサーがいて――。
まだおシゴトなの? って聞いたら、お前達が頑張るからな、って。
まだミキ、キラキラになれていないのに?
これ以上キラキラになられたら、俺は過労死すると思う。
アハッ、何それ――まぁいいの、プロデューサー、ミキのバッグ取って。
ん、どこにある?
すぐそこにあるじゃん。プロデューサーの隣の椅子の上。もう。
えっ、どこだ――あぁ、この――――黄緑の。
黄緑? 違うよ、ピンクのバッグ。そうそれ、ありがとうなの。
夜更かししないで、早めに寝ろよ。って、ミキには無用の心配だな。おやすみ。
――――。
カバンの色を、当てずっぽうで黄緑って言った時の、プロデューサーの顔――。
忘れられないなぁ。
その次に、プロデューサーに会った日が、最期になったの。
春香と共演する、舞台のお稽古に、プロデューサーが来てくれてね。
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