過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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152:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:01:51.40 ID:WfReZCwA0
 美希が、こう言っていました。
 自分を取り巻く世界は、自分を映す鏡――そうプロデューサーさんが、言ってたって。


 きっとプロデューサーさんは、鏡になろうとしていたんだと思います。

 私達がどんなアイドルなのか――自分を見失わないよう、私達を映す鏡に。


 だから、皆それぞれに対して、的確な助言とか、励ましも出来たんだろうし――ほら。

 見てください、この絵――プロデューサーさんを描こうとしたんですよ?

 でも――どう見てもこれ、私達にしか見えなくて――でも、変ですよね。

 どう見ても、私達なのに――プロデューサーさんが、たくさんっ――――!


 ――――ありがとう、千早ちゃん。大丈夫。



 プロデューサーさんが亡くなって、美希も事務所に来なくなった頃――。
 落ち込んでいる私を、皆が良く、励ましてくれました。

 私は、そういう皆に、ありがとうって、笑顔で返していました。


 家に帰ってから、鏡の前で、私はいつも、こう叫ばなくてはなりませんでした。

 違うっ!! 皆は私を追い詰めようとしているんじゃない!
 私は皆のことが大好きなの!!
 私のためを想ってくれてる皆のことを嫌いになっちゃだめ!!
 これ以上、皆に嫌な思いをさせちゃったら、私は一生許してもらえない!!



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