154:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 01:08:50.46 ID:WfReZCwA0
このサファイアが付いたリボンは、千早ちゃんのプレゼントで――。
私が今付けているリボンは、ルビー!
えへへ、どうですか?
私が考えている以上に、美希がくれたリボンは、大切なものだった――。
私以上に、プロデューサーさんは、そのことを分かっていたんです。
日を改めて探していたら――翌日、スタッフさんが見つけてくれて――。
プロデューサーさんは、今も変わらず、私達とお仕事をしていたのかも知れません。
でも、その日のうちに、プロデューサーさんが見つけてくれなかったら――。
いつ、私の手に戻るのか――もう一生見つからないかも知れない。
美希にもらったリボンを無くした嫌悪感で、どんどん気が沈んで――。
煌めく舞台どころか、ずーっと暗い暗い泥沼へ転落して、上がれなくなっちゃうかも。
なんて。えへへ、プロデューサーさんは考えていたのかなって。
もしそうだとしたら、相当心配性ですよね、プロデューサーさん。
いや――もしじゃなくて、ほぼ確実に、そう考えていたんだろうなって。
自分の身を、危険に晒してまで――実際、死んじゃうことになろうと――。
それでも、私や美希、皆のために尽くそうとしてくれて、嬉しくないわけありません。
でも、何でそうまでしてくれたんだろう――?
鏡になろうとすることが、プロデューサーさんの仕事だから?
たったそれだけの理由で、そこまで頑張れるとは、私には思えません。
美希も、そんなはずは無い、って言っていました。
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