過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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19:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:00:38.72 ID:wlnW7ggg0
 あはは、いや、正直に言うと――あまり、王子様って感じはしなかったですね。
 あの時は新人だし、しょうがないと思いますけど、ちょっと頼りない所もあったりして。

 でも、いつもボク達のために一生懸命で――。
 最初の頃は、空回りっていうか、変に頑張ってた時もあったんですけどね。
 皆の仕事を一生懸命取ってきてくれたり、レッスンにも良く顔を出してくれましたし。


 何より、さっきのデートの話ですけど――。
 プロデューサーがボクを助けてくれたことがあったんです。

 ボクが軽率な行動をしたせいで、女の子達に絡んでた不良達とひと悶着――。
 あっ、本当にコレ、載せないでほしいんですけど、ケンカしそうになっちゃって。

 その時、プロデューサーが身を挺して場を収めてくれたんです。
 どうって、プロデューサーが、ボクに殴りかかってきた不良の前に飛び出して――。


 申し訳なくて頭を上げられないボクに、プロデューサーは優しく諭してくれました。

 真は、お前のファンの子達に、王子様に助けてもらうという夢を見せてあげられたんだ。
 自分だけでなく、誰かに夢を見せることも、アイドルの大切な役割だと俺は思う。
 って――。


 何だかボク、自分のことばかり考えていたのが恥ずかしくなって――。

 少女漫画みたいにカッコ良く助けて、とはいかなかったけれど――。
 それに気づかせてくれたプロデューサーは、やっぱりボクの王子様だと思います。


 って何だかボク、ノロけ過ぎですか?
 へへっ、話しながら思い出すうちに、何か嬉しくなっちゃってつい。



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