過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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33:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:50:12.00 ID:wlnW7ggg0
 さっき言ったけど、パティシエさんのは、どれも色とりどりで、すごくキレイだ。
 それだけの工夫にも、パティシエさんは全力を出している。

 それに引き換え、自分のは簡単な――もちろん、自分では不細工とは思わないよ。
 でも――お客さんからは、どう思われているんだろう。
 沖縄のお菓子を良く知らない人達からは、変なものだって思われてるのかな、って。


 35分が過ぎた。
 その頃は、あまりに差が広がりすぎて、自分が可哀想みたいな雰囲気になってて――。
 スタジオの空気も、春香達も、どう声を掛けたら良いか迷ってるふうに感じた。

 春香が、一生懸命励ましてくれる。
 響ちゃん、残り10分を切ったよ!
 はいさーいってそろそろ正体を明かして、ラストスパート行っちゃおうよ! って――。


 正体を明かしてからは――そりゃあ、すごかったよ。
 今までの雰囲気は何だったんだってくらい、お客さんがドドドーッて来てさ。
 やらせかって思えるくらい、飛ぶように売れた。

 結果は、僅差でパティシエさんの勝ちだった。
 ただ、皆も自分のことを励ましてくれたし、パティシエさんも健闘を褒めてくれた。

 でも――何か、ちっとも嬉しくなかったんさー。
 負けたからってだけじゃなくてさ。


 お客さん達は、本当にサーターアンダギーを買いに来たのか。
 ただ、我那覇響が作ったお菓子を買いに来ただけなんじゃないのか。

 魅力って、何だろう――ネームバリューで取り繕った魅力は、本当の魅力なのかな。

 分かんなくて、放送が終わってからもずぅーっと考え込んじゃってさ。



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