過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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51:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 16:52:59.51 ID:wlnW7ggg0
 アイドルとは、皆を輝かせる存在――。

 そう、プロデューサーが自分の想いを語っていたのだと、彼女は言いました。

 人々を元気づけ、勇気を与え、心に光を灯す存在なのだと。


 私は、私のふぁんを楽しませ、喜ばせ、明るく照らすための一切の努力をしております。
 まさしく、今私達の目の前にある、この月のように――何も間違ってなど――。

 そう言いかけると、彼女は、首を振りました。


 お月様の光は、お月様自身の光ではないの。
 それに、今の貴音ちゃんには、ただ一人、元気づけてあげられていない人がいるわ。

 私は、彼女の言葉の意味が分からず、ただ彼女の顔を見据え、次の言葉を待ちます。


 それは、自分自身よ。

 あの人は、私達に弱みを見せない貴音ちゃんを、いつも気にかけていたわ。
 貴音ちゃんが、孤独を感じるようなことがあってはならない、って――。


 私は好きで孤高を持しているのです、気遣いなど不要――そう反論すると――。

 孤高と孤独は違うのよ、貴音ちゃん。

 高みを目指すという大きな目標を一人で背負い込んで、自分を追い詰めて――。
 人を明るくするために、自分の心を暗く冷たい場所へ閉じ込めてはいけないの。


 だって、貴音ちゃん――私がここに来る前、一人で泣いていたんでしょう?



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