過去ログ - あかり「わぁ、喋る猫さんだぁ」 QB「僕は猫じゃないよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/10/25(日) 11:54:10.93 ID:e6HdgAJs0
京子の財布とソウルジェムを持って部屋を出る結衣。
結衣は少し走り始めた所で、見覚えのある姿を発見した。
京子が道で倒れていた。
結衣「京子!?」
結衣「おい! しっかりしろ京子! どうしたんだよ!?」
京子は自転車に乗っているときに転んだのか擦り傷だらけになっていた。
だがそれ以上に、結衣は京子の異変を感じ取っていた。
京子は息をしていなかった。
結衣「嘘、だろ… 京子…」
結衣「ま、またいたずらか? やめてくれよ京子… 性質悪いぞこんないたずら…」
結衣は京子を起こそうとするが京子は力なく結衣にもたれかかって来る。
その時に、結衣は京子の脈も止まっていることに気付いてしまった。
結衣「や、やだ… なんで? どうして?」
結衣「嫌だよ京子… 目を開けてよ、起きてよ…」
自然に結衣の目から涙が零れ落ち、京子を揺さぶるが京子は何の反応も示さず揺さぶられ続けていた。
結衣「あ、あああ… うわぁぁぁぁん、嫌だよ京子!! ねぇ、起きてよ!! ねぇっ!!」
結衣が叫び声を上げ京子を呼んだその時、京子の目がパチリと開き結衣と目が合った。
京子「あれ? 結衣? って、どうしたの!? めっちゃ泣いてる!?」
結衣「………えっ?」
京子「ど、どうしたんだよ? 何があったの?」
結衣「京子…? 生きてるの?」
京子「はぁ? 私ピンピンしてるよ? って何だこりゃー!? 身体がズキズキする!」
結衣「よ、よかった… 本当によかった…」
京子「よくないし! 京子ちゃんの完璧ボディがこんなに傷だらけにっ、あー、自転車で転んじゃったのか」
京子「それにしても… プププ、結衣ってば私を心配して泣いちゃったの? 私ってば愛されてるぅ〜〜 …あれ? 結衣?」
京子は最初結衣をからかっていたが、結衣の様子がおかしいことに気付き結衣の顔を覗き込んだ。
結衣の顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていたが、安堵の表情を見せていた。
京子「ちょ、ちょっと結衣? ガチ泣きしてんじゃん!? ほんとにどうしたの!?」
結衣「だ、だっで… ぎょうごがぁ…」
京子「と、とりあえず、家に帰ろ? ほら、立てる?」
京子は結衣の手を引き立たせ、そのまま結衣の家に戻った。
結衣の持っている京子のソウルジェムはまた少し色を濁らせていた。
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