過去ログ - 桃次郎「俺は桃太郎兄さんの引き立て役じゃねえ!」
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2:名無しNIPPER[sage]
2015/10/25(日) 02:08:47.31 ID:J/QQrexgo
劇団四季で見た


3:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:10:53.69 ID:dkRpN3gOo
桃次郎もまた、桃から生まれた少年でした。

ただし、その桃はまだ熟れていなかったのか、緑色でした。


以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:14:32.78 ID:dkRpN3gOo
さて、桃太郎がかの有名な鬼退治に行くことになった時、

もちろん桃次郎もお供させてくれとせがみました。


以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:18:09.26 ID:dkRpN3gOo
しかし、桃太郎は弟にこういいました。



桃太郎「桃次郎よ、お前は俺より背は高いが、体は細く、なによりまだ未熟だ」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:22:30.49 ID:dkRpN3gOo
それから、みごと犬、猿、雉の家来たちとともに鬼退治を成功させた桃太郎は、

いちやく人々の英雄となりました。


以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:25:14.49 ID:dkRpN3gOo
桃次郎は一念発起して、桃太郎に勝るとも劣らない鍛錬を始めます。

刀を振り、岩を持ち上げ、山を駆け抜け、川を泳ぎ、海へ潜りました。


以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:30:31.29 ID:dkRpN3gOo
やがて、桃次郎は見違えるように強くなりました。

ほとんどの能力が兄と並び、特に跳躍力に関しては兄をも上回るほどになりました。


以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:34:05.15 ID:dkRpN3gOo
しかし、強さでは並んでも、人々からの評価にさほど変化はありませんでした。



「桃太郎さん!」 「今日もかっこいいですね!」 「桃太郎さま!」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:38:04.72 ID:dkRpN3gOo
こんな日々に嫌気が差した桃次郎はついに――



桃次郎「なんでみんな、桃太郎、桃太郎と、兄さんばっかり……」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:43:00.79 ID:dkRpN3gOo
ある日のこと、桃太郎は町の宴会に呼ばれていました。



町人「ささ、どうぞ、一杯」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:48:04.82 ID:dkRpN3gOo
宴もたけなわになってきた頃、誰かがこういいました。



「しっかし、桃次郎さんは桃太郎さんに比べて華がないよねえ」
以下略



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