過去ログ - 桃次郎「俺は桃太郎兄さんの引き立て役じゃねえ!」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:30:31.29 ID:dkRpN3gOo
やがて、桃次郎は見違えるように強くなりました。

ほとんどの能力が兄と並び、特に跳躍力に関しては兄をも上回るほどになりました。


以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:34:05.15 ID:dkRpN3gOo
しかし、強さでは並んでも、人々からの評価にさほど変化はありませんでした。



「桃太郎さん!」 「今日もかっこいいですね!」 「桃太郎さま!」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:38:04.72 ID:dkRpN3gOo
こんな日々に嫌気が差した桃次郎はついに――



桃次郎「なんでみんな、桃太郎、桃太郎と、兄さんばっかり……」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:43:00.79 ID:dkRpN3gOo
ある日のこと、桃太郎は町の宴会に呼ばれていました。



町人「ささ、どうぞ、一杯」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:48:04.82 ID:dkRpN3gOo
宴もたけなわになってきた頃、誰かがこういいました。



「しっかし、桃次郎さんは桃太郎さんに比べて華がないよねえ」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:53:22.68 ID:dkRpN3gOo
その時でした。



桃太郎「やめろっ!!!」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 02:56:03.60 ID:dkRpN3gOo
これを見ていた桃次郎は、涙が止まりませんでした。



桃次郎「兄さん……」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 03:01:04.33 ID:dkRpN3gOo
気がつくと、桃次郎は宴会に乱入していました。

そして、驚く酔客たちをかき分けて、桃太郎の前で膝をつきました。


以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 03:05:09.70 ID:dkRpN3gOo
その後、桃次郎は桃太郎の引き立て役――“永遠の二番手”として、活躍を続けました。

しかし、桃次郎のこの転身は、かえって彼自身をも輝かせる結果となりました。


以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 03:10:04.30 ID:dkRpN3gOo
さて、この話には続きがあります。



実はこの桃太郎と桃次郎の秘話に感銘を受けた、ある天才クリエイターが、
以下略



18: ◆E7SBXhHLTc[saga]
2015/10/25(日) 03:10:31.25 ID:dkRpN3gOo
以上です
ありがとうございました


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