過去ログ - 八幡「あれから5年後……」
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13:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 21:21:54.32 ID:HbvnQMH70
小町「でも、本当にお兄ちゃん、帰ってきたんだね」

八幡「おう、ちゃんといるだろ。ここに」

小町「うん。……実はね、お兄ちゃんが事故にあった後、いろいろあったんだ」

八幡「いろいろ?」

小町「ママとパパがよく喧嘩するようになってね……あ、でも責め合いとかじゃないよ? 自分が一番悪いって、二人とも言い争って」

八幡「あー、そういうやつか」

小町「でね、お兄ちゃんのお葬式とかどうするって話になって……」

八幡「……」

小町「小町は、お兄ちゃん死んでないって、言ったんだけど、結局ダメで」

八幡「……」

小町「お葬式やって、お墓も作ったんだ。棺は空っぽなのにね」

八幡「……その、俺のお墓はいまでも?」

小町「うん、あるよ。ママは毎日行ってた。どんなに忙しくてもね」

八幡「……そっか、なんか悪いことしたな。もっと早く帰ってれば良かったかもな」

小町「ううん、帰ってきたんだからいいよ。それだけで、いい……」

八幡「……」

小町「……」

八幡「でもあれだな。俺の墓があるっていうのは不思議な感覚だ」

小町「そう?」

八幡「ああ、死んでもないのに墓があるだろ? おかしいだろ」

小町「フッ、そうかもね」

八幡「よし、小町。お兄ちゃんが無人島生活で培ったサバイバル術を教えてやる」

小町「えっ、ほんと!? うんうん、興味ある!」

八幡「よし、じゃあまずは無人島が必要だな。あーあー、聞こえますか。無人島を用意して下さい」

『不可能です』

小町「ちょっ、お兄ちゃん、できるわけないじゃん! あっはは〜、お腹いたーい!」

八幡「出来ると思ったんだけどな……おかしいな、これ」


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