過去ログ - 青葉のプロパガンダ報告書
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21: ◆zBD0SRBQXI[saga]
2015/10/26(月) 02:11:34.21 ID:15cRyqBe0
「青葉より艦隊へ、32号電探に感あり、敵影6、二時の方向、距離5000。指示を求む。どうぞ」

「古鷹より艦隊へ、各員水上偵察機を別の方向に向かわせ、赤城さんは彩雲を敵の方角へ向かわせてください。硬度を高めに、雲の隙間を通るようにお願いします。どうぞ」

「赤城より艦隊へ、了解。偵察機を発艦後直鞍機を出します。どうぞ」

その時です。急に砲撃音がし遠くの方から響いてきました。その数秒後、島から着弾したような音が聞こえました。


「榛名より艦隊へ、弾は島に向かったようです。こちらに損害はなし、古鷹、どうぞ」
「古鷹より艦隊へ、敵の砲撃音が響いているのは幸いです。赤城さんは最大戦速、艦隊は赤城山に合わせて、どうぞ」

「吹雪より古鷹へ意見具申、この砲撃は敵も動き出していて、それを隠すための陽動ではないでしょうか?偽装進路を取り迂回をすることを提案します」

「古鷹より、吹雪へ。今は敵の包囲網を抜けることに専念しましょう。どうぞ」

今となっては、この時の吹雪さんの意見を聞くべきだったと後悔しています。

夜の闇を抜け、太陽が次第に登ってきました。無事に敵包囲網を突破できたかと思ったその時、前方に小さな点を確認しました。

「吹雪より艦隊へ、前方に敵艦隊!待ち伏せです!」

「古鷹より艦隊へ、砲戦用意、各自索敵機を放ち、弾着観測射撃の用意をしてください」

「目標、前方の敵艦隊、弾着観測射撃、全砲門開け!撃―!」

榛名さんの弾着今の掛け声とともに砲戦が開始しします。こうなったら作戦は失敗したも同然です
。青葉達は無我夢中で砲を打ち続けましたが、敵艦のはなった一撃がボートに命中。ボートは木っ端微塵になってしまいました。

これが先日起きた硫黄島調査員轟沈事故の一部始終です。この後今回の作戦に対して調査委員会が開かれました。今回の作戦の責任を負う形で司令官は辞任。私達もしばらくは謹慎処分を喰らいました。
最初意図していた形とは異なりましたがこの件をきっかけに鎮守府の資金不足問題が真剣に議論されるようになりました。
青葉も国民と上層部の要請を受け、この文章を書いた次第であります。
もし、この件に関して興味を持っていただけたのなら臨時国債を買って支援していただけると幸いです。
ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございました

おわり



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