過去ログ - 上条恭介「幻想御手？」 -SS速報VIP

過去ログ - 上条恭介「幻想御手？」

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144:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:22:11.71 ID:0D7NAuHmo
～～マミの部屋～～

マミ「気づかれちゃったかしら……」

145:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:26:14.70 ID:0D7NAuHmo
ＱＢ「君は自分でその技をずいぶん嫌うね。どうしてだい」

マミ「‥とにかくあの子たちにしゃべっちゃ駄目よ。暁美さんは薄々勘付いてるみたいだけど」

ＱＢ「僕に口止めする訳なら理解できるね。彼女たちの成長を願ってるんだろう」

以下略

146:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:30:16.62 ID:0D7NAuHmo
ＱＢ「ずいぶん消極的な考えだがそうとも言えるね」

マミ「自分の身の安全の問題だけなら、病院裏にあったようなグリーフシードを探して拾えば、

　　　魔女との戦いは最低限で済ませることができる、そんな道もあると思う。

以下略

147:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:34:20.90 ID:0D7NAuHmo
マミ「ええ。それが義務であることは救いと言えるかもしれない。わたしにとってはね。

　　　でも鹿目さん…、あの子が何を願って魔法少女になったのか、

　　　彼女から聞いたことはないけど、どういう願いかは想像できるわ。

以下略

148:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:38:23.57 ID:0D7NAuHmo
マミ「でも人は、本当は救ってもらいたいってばかり考えているわけじゃないわ。

　　　確かに緊急的な救出を必要としている人もいるけど。

　　　でもだいたいは、誰にも分かってもらえない辛さを打ち明けたとき、

以下略

149:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:42:29.27 ID:0D7NAuHmo
マミ「そんな稀有な心の持ち主だからこそ難しいのでしょう、気づいてしまったからには……。

　　　彼女は、魔女が、ただ次々に迫りくる悪意ある存在、とは思えなくなってしまった。

　　　物事には必ずその起こりがあるように、魔女もまた由来があって存在する、

以下略

150:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:47:00.45 ID:0D7NAuHmo
マミ「無論、魔法少女として強くなっていることが望まれる。

　　　……『ワルプルギスの夜』。半ば冗談で話題にしがちだけど、

　　　もしその存在の噂が、魔法少女の成長を促すためのただの警句でなく、

以下略

151:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 22:54:18.34 ID:0D7NAuHmo
～～数日後、教室～～

仁美「さやかさん、……さやかさん」

以下略

152: ◆Y4NjDgz4uE[saga]
2015/10/28(水) 11:23:01.73 ID:VPNsCRPho
仁美「上条くんが？　ということはクラシックですの？」

さやか「うん」

ほむら「もしかして、病室にあったＣＤ落とした分ですか？」

以下略

153:名無しNIPPER[saga]
2015/10/28(水) 11:27:18.85 ID:VPNsCRPho
仁美「……あの、上条くん、いったいどうして急に…」

さやか「けっきょく左手は現代の医学では治せない、って主治医に言われたんだから、

　　　　なんかね、左手と右手でヴァイオリンと弓を持ち替えて弾くようにしたみたい」

以下略

154:名無しNIPPER[saga]
2015/10/28(水) 11:31:36.89 ID:VPNsCRPho
ほむら「…やっぱり……」

さやか「でもあいつはもうやってる。今まで使ってたヴァイオリンは返して、

　　　　おじさんに頼んで左利き用のを買ってもらった、て。

以下略

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