過去ログ - 男「安価とコンマでラノベのお約束展開に立ち向かう」
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95:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 20:03:35.27 ID:DtnQIHpK0
男(おそらく、あいつが一度に出せる炎には上限がある)

放たれる攻撃ではなく、放つツインテ自身を観察していて気付いた事だ。
炎の出所は、ツインテが振るう剣、そしてツインテ自身。その生み出した炎を、オーラのように自分の周りに纏った状態を基本スタイルとしている。
しかし攻撃の際には、その都度新たに生み出した炎で火球や斬撃波を作っている。
以下略



96:名無しNIPPER[sage]
2015/10/27(火) 20:04:47.63 ID:TnB4Hm600
2


97:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 20:11:50.39 ID:DtnQIHpK0
頭上に掲げた剣に、ツインテの体から吹き上がった炎、そして周囲に纏っていた炎までもが集束されていく。
出来上がる灼熱の火球は男の上半身くらいなら容易く飲み込むほどのもので、明らかにこれまでの火球とは威力も何も違う。

男(大技使って炎の残量を自分から減らしてくれるなら、ある意味好都合といえば好都合だが……!)

以下略



98:名無しNIPPER[sage]
2015/10/27(火) 20:12:22.08 ID:uqpSbc11o



99:名無しNIPPER[sage]
2015/10/27(火) 20:13:58.82 ID:O0HGaZmv0
3


100:名無しNIPPER[sage]
2015/10/27(火) 20:22:37.91 ID:9UjFM49QO
クリティカった


101:\クリティカル!/[saga]
2015/10/27(火) 20:35:51.81 ID:DtnQIHpK0
巨大な火球が放たれると同時、男は静から動へ、全身に高速の二文字を乗せた。
まるで地を這うような低姿勢で、男の突撃をも見越していたはずの弾道の、さらに下へと潜り込む。
演習場の地面と火球の間、磨り潰されそうになるほどのわずかな隙間を速度任せにくぐり抜けて前へ。

ツインテ「うっそ!?」
以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 21:01:42.61 ID:DtnQIHpK0
ツインテ「うっぐ……!」

男「――やるな、後ろへ跳んでダメージを殺したか」

予想よりも軽い手応えに、男は素直にツインテを賞賛しつつ、咄嗟の対応力には優れている方だと脅威度を再認識。
以下略



103:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 21:11:50.93 ID:DtnQIHpK0
ツインテ「っ、このっ、もうっ……!」

男「そのしぶとさは賞賛に値するけど……君の『欠点』は、熟慮せずに行動を起こしがちなところだな。新しい炎を出した傍から空撃ちさせられていたらいつまで経っても挽回できないだろ?」

ツインテ「うるっさいわぁ――――!!」
以下略



104:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 21:26:21.84 ID:DtnQIHpK0
屈辱の表情を浮かべながらもしぶとく口をつぐんでいたツインテだが、男が無言でもう一度右拳を振りかざしたところで大人しく降参。
それを感知した演習場のシステムが仮想モニターを投影し、試合終了の告知とポイント移動の内容を表示する。
それらに見向きもせず、仰向けに倒れたままのツインテに男が手を差し伸べると、

ツインテ「…………」
以下略



105:名無しNIPPER[saga]
2015/10/27(火) 21:32:42.79 ID:DtnQIHpK0
嫌な予感がした男は端末を操作し学内SNSを表示。
現在のトレンドワード欄に「転入生」「下僕」の文字が並んでいるのを見た時点で全てを察してそのままそっと閉じた。

男「そういえば……ギャラリーの中に報道部っぽい奴が居たなぁ……」

以下略



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