10:名無しNIPPER
2015/10/27(火) 21:05:19.54 ID:3FloAtQs0
  
 クラクションの音を荒らげたトラックが私に突進してくる 
  
 私はその場から動くことができなかった 
  
 ギュルギュルとおぞましい音をたてながら、トラックは私の真横をギリギリ抜けていった 
  
 膝の力が抜け、私はその場に座り込んだ 
  
 「小梅ちゃん!!」 
  
 トモダチが駆け寄ってくるのが見える 
  
 「小梅ちゃん!大丈夫!?」 
  
 「だ、大丈夫…もうちょっとタイミングがズレてたら、危なかった…かも…」 
  
 「本当に…あと、もうちょっとで…」 
  
 トモダチはワナワナと肩を震わせていた 
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