過去ログ - 提督「ドッキリで死んでみる」
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4:名無しNIPPER[saga]
2015/10/28(水) 01:03:30.40 ID:iHsws6qc0
提督のあたかも死体的な様子、傍に転がる「ドッキリ成功!」のプラカード。これはどのような命令を意味するのだろうか。やはり提督が残す言語的痕跡「ドッキリ」という語が重要に違いなかった。

「ドッキリ成功!」とはこの場合、提督のダイイングメッセージである、なぜなら、何らかの意図がなければ、わざわざ「ドッキリ」によって殺される道理はないからだ。提督が意図的に「ドッキリ」によって殺されることに成功したとするなら、「ドッキリ」の意味について考える必要がある。

榛名は「ドッキリ」の場面に遭遇したのは初めてだが、「ドッキリ」とは何かについて知識はあった。一般的にドッキリとは対象を非現実的特殊な状況に直面させて反応を見る悪戯と考えられている。

非現実的な状況というのが重要であって、観客からしてみれば「どうしてこんな馬鹿げた状況を対象は信じきってあたふたするのか」と人間の愚かさを見て愉快になり、対象もネタばらし後に反省してみれば「確かにどうしてあんな状況を真に受けたのか」と照れ隠しに自虐的愉快さを持つという仕組みだ。

この場合、仕掛け人は提督で対象は榛名ということになるが、問題は最初からネタばらしのプラカードが置かれているという事実だった。つまり、このドッキリにおいてはドッキリのエンターテイメント性の中核である「対象のあたふた」を度外視しているのだ。

仕掛けと同時にネタばらしというドッキリに何の意味が。榛名はいつか見たメロドラマを思い出した。女が恋仲である男の持つカバンにおもちゃの蛇を忍び込ませて、男が驚くと女はチラリと舌を出すシーン。


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