過去ログ - 魔姫「捕まえてごらんなさい、色男」
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24: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:10:37.17 ID:OLWTbaMw0
ハンター「くぅ……」

衝撃波に吹っ飛ばされ、地面に体を強く打ったハンターは全身の痛みに悶える。
だが、魔姫が近づいてくる足音が聞こえ――痛みに耐え、立ち上がった。

魔姫「呆れた、まだやろうっての?」

ハンター「フゥ……殺さないように配慮してたが、そうもいかないようだな……!!」

ハンターはヨロヨロになりながら、魔姫と対峙する。
そんな様子に魔姫は呆れていたが――ハンターが懐に手を入れているのが目に入った。

ハンター「殺す気で戦って、ようやく対等…今度は容赦せん!」


そう言って、ハンターは鎖のようなものを取り出した――が。


勇者「やめとけ、アホ」ドカッ

ハンター「ぐあっ!?」

魔姫「!?」

勇者の飛び蹴りがハンターを制止した。
ハンターは勢いよく転がったが、勇者は涼しい顔をしている。

ハンター「グ…何しやがる、勇者…!! 邪魔しないと言っただろう…!!」

勇者「そうだっけ? ま、いいや。あのな、魔姫さんだって手加減して戦ってくれてるんだぞ。お前が殺す気でやった所で、魔姫さんにかなうもんか」

魔姫「その通りね、そのハンターじゃ相手にならないわ。今度は貴方がやるの、勇者?」

勇者「いーや。俺は悪者としか戦いませんのでね」

魔姫(あら)

意外な返答だった。
てっきり、勇者はハンターと組んでいると思っていた。だから、魔姫は力を温存していたのだが。

ハンター「何を言っている、勇者! 相手は魔物、人間の敵だぞ!」

勇者「俺は、全ての魔物が敵だとは思ってねーよ」

ハンター「人間と魔物は相容れん……目を覚ませ、勇者」

勇者「お前こそ目を覚ませ。憎しみが大きくなりすぎて、何も見えなくなってるぞ」

勇者は困ったようにため息をついた。

勇者「お前の父親を殺した魔物は、魔姫さんじゃない。それは確実だ」

魔姫(父親を殺した……?)




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