過去ログ - 魔姫「捕まえてごらんなさい、色男」
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36: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/30(金) 19:14:01.01 ID:7HeYyVmm0
ハンター「…魔姫は侵入を察知したのだろうか?」
助手「はい。我々が仕掛けの中に足を踏み入れたので、察知したのは間違いないでしょう」
ハンター「そうか。奴は察知して逃げるか、それとも――」
魔姫「あら、またアンタ?」
魔姫はハンターの姿を見て、呆れるように言った。
大して強敵ではないが、このしつこさだけは評価したい所だ。
魔姫「まだ懲りないのねぇ。徹底的に痛めつけらないと、わからないのかしら?」
ハンター「悪いな…これも仕事でね」
仕事――そう割り切る。
魔物を憎んでいるのは変わらないが、さっきの件でハンターの中では、魔姫はその対象外になっていた。
憎しみの対象ではない相手を攻撃するのはあまり好きじゃないが――それでも仕事は仕事だと、ハンターは構える。
ハンター(王子から預かったこのペンダント…どれだけの力を発揮するのか、わからないが…)
ハンター「行くぞ…」ダッ
魔姫「…っ!」
一瞬にして魔姫との距離が詰まる。
そしてハンターはダガーを振った。
魔姫「…くっ!」
魔姫は咄嗟に、後方へ跳躍した。
魔姫は焦っている――ハンターは手応えを感じた。
魔姫(何…!? あいつ、素早さが格段に上がったわ)
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