過去ログ - 魔姫「捕まえてごらんなさい、色男」
↓ 1- 覧 板 20
71: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/02(月) 18:59:43.22 ID:U0JZS91/0
・
・
・
ハンター「ようやく…外に出られたな…」
魔姫「…っ」
逃亡が終わり、ようやくハンターは魔姫の手を離した。
だが魔姫の方は、言いたい文句が溜まっている。
魔姫「あんたねぇ! 何て強引な…」
ハンター「後にしろ…」
魔姫「え?」
ハンターは突然、その場にドサッと倒れた。
魔姫「え、ちょっ!?」
ハンター「無理してたんだよ…察しろ」
魔姫「無理してたって…ちょっと、追っ手が来たらどうするの!?」
ハンター「………」
ハンターは目を開けない。息はしている…ということは、気絶しただけか。
魔姫はその場にへたりこむ。ハンターにぶつけるつもりだった感情も吐き出せぬまま、頭の中でぐるぐるしている。
魔姫「勝手に気絶してるんじゃないわよ…。あんたをこのまま放っておけないじゃない…」
魔姫はハンターに寄り添う。
王子にやられた傷が深く、このままにしておいては危険に見える。
だが魔姫は回復魔法を使えないし、治療の仕方もわからない。
魔姫「どうしろってのよ…」
そう、途方に暮れている時だった。
助手「脱出に成功したようですね」
魔姫「あ、あんた…」
物陰から助手が姿を現した。
107Res/95.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。