26: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2015/10/30(金) 21:40:19.01 ID:HtQldQad0
提督「おー叢雲、おはよう」
叢雲(や、やだ…ありえない…)
叢雲が部屋に入った時、提督はモーニングティーを入れていた。そう叢雲は提督自身が何らかの飲み物を用意しておくという可能性を考慮できなかったのである。
無意識的に、叢雲はコーヒーを自分の背に隠そうとするが、提督はすぐに気が付いた。
提督「あーっと、何か用意してきてくれたのか叢雲」
叢雲「え、ええ、余計なおせっかいだったみたいね」
提督「そんなことはないよ、ほら貸して」
そういうと、提督は叢雲からコーヒーカップをもらうと、一気に飲み干した。
提督「うん、うまい。やっぱり叢雲のコーヒーは最高だな」
叢雲「―——っ!」
叢雲は、何も怪しまずにコーヒーを飲み切った提督に罪悪感を覚えた。いや、先に飲ませたのはあっちなのだから、これでお相子といえばお相子なのだが、こうも信頼されきってると、悪いことをしているような気分にもなる。
提督「お、そうだ叢雲。俺も今朝はダージリン・ティーを入れたんだ。自信作だし、飲んでくれよ」
叢雲「そ、そうね」
叢雲は提督からティーカップを受け取ると、先ほどの罪悪感か、カップを一気に傾けた。
にやりとする提督に気付かずに……
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