過去ログ - 八幡「一色が死んだって……?」」
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1: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:25:02.33 ID:0YPhPQxIo
その人の指がわたしの首にかかる。

苦しい。息ができない。

その人の目は快楽に酔っている。ああ、この人はわたしが憎いんじゃない。ただ、愉しんでいるんだ。

わたしを苦しめることを。

わたしの命を奪うことを。

その対象は別にわたしじゃなくてもいい。

誰でも、よかった。

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2: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:26:03.21 ID:0YPhPQxIo
――

――――

こんにちは。初っ端から殺されちゃったいろはちゃんです。
以下略



3: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:26:37.32 ID:0YPhPQxIo
――

――――

八幡「どういうことだよ……!?」
以下略



4: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:27:28.48 ID:0YPhPQxIo
平塚「遺体が発見されたのは今朝の話だ。警察が発表していないとは言え、話はもう学校にまで届いている」

八幡「発表していない……?」

平塚「遺体が酷く損傷していたから、身元の確認が今もまだできていないらしい。しかし一色の行方が昨晩から今に至るまでわかっていない。言いたいことはわかるな?」
以下略



5: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:27:55.36 ID:0YPhPQxIo
結衣「嘘……嘘だよね……」

八幡「…………」

結衣「ねぇヒッキー、嘘だって言ってよ!」
以下略



6: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:28:22.45 ID:0YPhPQxIo
結衣「……ゆきのん?」

雪乃「な、なにかしら……?」

結衣「大丈夫……?」
以下略



7: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:28:56.53 ID:0YPhPQxIo
結衣「いろはちゃんが……」

八幡「それ以上言うな。考えたって仕方ない」

結衣「だってこんなの突然すぎるよ! 人が死んじゃったんだよ!
以下略



8: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:29:23.47 ID:0YPhPQxIo
結衣「どうして二人ともそんなに冷静でいられるの……?」

八幡「……正直、実感がわかない」

結衣「……えっ?」
以下略



9: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:29:49.33 ID:0YPhPQxIo
結衣「小町ちゃんは大丈夫なのかな……?」

八幡「……まぁ、熱出して寝込んでるしな。家から出ていないから安心だ」

結衣「えっ、そうなの?」
以下略



10: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:30:16.40 ID:0YPhPQxIo
数日後

ザワザワ

八幡「まぁ、こうなるよな」
以下略



11: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:30:45.82 ID:0YPhPQxIo
八幡「……は?」

葉山「いろはを殺した犯人は、誰だと思う?」

八幡「そんなの俺が知るかよ……。てかまだ死んだとは限らないだろ」
以下略



12: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:32:08.11 ID:0YPhPQxIo
八幡「それに俺は別に一色のことなんてよく知らん。俺の知っていることはお前も知ってる」

葉山「俺はそうとは思わない。いろはが君にしか見せなかった側面はいくつもあるはずだ」

八幡「…………」
以下略



13: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:33:06.99 ID:0YPhPQxIo
葉山「俺はまだ詳しい状況を知らない。だから動機から探るしかない」

八幡「まぁ妥当だな」

葉山「いろはが狙われた理由として考えられるのは、誰かから恨みを買ったというのが一番あり得そうだと思う」
以下略



14: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:33:55.43 ID:0YPhPQxIo
葉山「君といろはが関わったことを思い返せば、そこまで難しいことじゃないはずだ」

八幡「俺と一色……、あっ」

葉山「わかったかい?」
以下略



15: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:34:49.77 ID:0YPhPQxIo
葉山「そこまでかい?」

八幡「そうだろ。その程度で人を殺すような奴が海総に入るわけがない」

葉山「頭の良さと異常性は必ずしも一致するとは限らない」
以下略



16: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:35:21.24 ID:0YPhPQxIo
葉山「もう三つ、仮説がある。まずは、色恋沙汰だ」

八幡「お前、自分で言ってて恥ずかしくねぇの?」

葉山「俺は真面目だよ。君も知っての通りいろははモテる。男子から告白されるのもよくあったらしい」
以下略



17: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:35:57.06 ID:0YPhPQxIo
葉山「動機からでしか推測できない以上、これだとどうしようもない」

八幡「それなら誰でも犯人になり得るからな」

葉山「そして三つ目は……」
以下略



18: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:36:25.04 ID:0YPhPQxIo
結衣「あ、あれ、ヒッキー? なんで? 隼人くんと話してたんじゃないの?」

八幡「なんかチラチラこっちの方を見てたろ。あんなことされたら気になるっつーの」

結衣「えっ!? べっ別にヒッキーのことなんか見てないし!」
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19: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:36:59.36 ID:0YPhPQxIo
結衣「ゆきのんは……」

八幡「?」

結衣「ううん! なんでもない!」
以下略



20: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:37:25.70 ID:0YPhPQxIo
八幡「…………」スタスタ

めぐり「あっ」

八幡「あっ」
以下略



21: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/10/30(金) 10:38:10.39 ID:0YPhPQxIo
八幡「……泣かないでください。城廻先輩」ナデナデ

めぐり「ひき……がやくん……?」ポロポロ

八幡「……はっ! あ、すいませんでした」サッ
以下略



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