過去ログ - アイシャ・ジャクソンの半生記
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2015/10/31(土) 16:24:14.00 ID:kIazE1A+0
―フェデラルホール

アイシャ「あれが合衆国初代大統領、ジョージワシントンよ」

アニス「へー!」   アニスは写真を撮っている

ミナ「・・・・・」   ミナは黙って像を見つめている…

ウォール街の真ん中に位置する建物、そこには合衆国初代大統領の銅像がある。

私は有名なミスリバティーとワシントンを見るコースで観光計画を立てていた、
ここはその最終ポイントというわけだ…

アリ「有名な銅像を二つも見たよ」

カトー「ありがとう、アイシャさん」

アイシャ「いえいえ…」

観光気分で浮かれていると、意外な人物が、よりによってこんな時に現れた…

ジム「あれ?アイシャじゃないか!」

アイシャ「あ!」

昨日は広い世界で偶然アリと出会ったが、今日は広いNYで偶然ジムと出会ってしまった。
昨日の出会いは幸運に思ったが………今日のこの出会いは「まずい」と思った。

アイシャ「あら…ジム…どうしたのこんな所で?」

ジム「僕は仕事だよ、ココはビジネス街だからね、どうしたのってのはこっちが聞きたいよ!
    キミは確かホテルにいるはずじゃ…」

アイシャ「その…」

ジム「なんだ? 僕にウソを付いてまで何してるんだ? こいつらは誰なんだ?」

アイシャ「あの…! 昔の友達なの! アラブにいた頃のね!」

ジム「ふん…なんでもいい…アイシャ、帰ったら話があるぞ」

ジムはとても不機嫌そうだ…
物静かだが怒った口調で私にそう言うと、
仕事の途中だからか、足早に何処かへ行ってしまった。

アリ「知り合いかい?」   

アイシャ「えーと…フィアンセなの」

アリ「彼が昨日話してたフィアンセか…」

最後は予想外のハプニングで少し気まずい雰囲気になってしまったけど、
アメリカに始めてくるみんなは楽しんでくれたようだ。

アリ「今日はありがとうね」

アニス「ありがとおねーちゃん!」

ミナ「ありがとうアイシャさん」  

カトー「楽しかったよ」

ガイドなんて不安だったけどなんとか、うまく行ったようでアイシャは安心した。

アリ「そうだ…つい渡しそびれたけど」

一枚の名刺をアイシャに渡した

アリ「僕の連絡先、今度暇な時にでも遊びにおいでよ!」

アイシャ「うん、また会おうねアリ!」

名刺にはアリのNYでのオフィス、トルコのオフィスの場所と連絡先が書かれていた。

もう夕暮れが終わろうとしている………
私はその名刺を大事にしまって、不安はあるけどホテルに戻ることにした……



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