35:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:37:08.28 ID:YlVf3vwU0
ジム「さ、さっきの続きを始めようか? アリ君の何がいけないかだったかな?」
アイシャ「そうよ…」
ジム「簡単なことさ、あんな不潔なアラブ野郎と付き合うなってことだ」
アイシャ「…なにそれ! あなたってそういう差別する人だったんだ!!
アラブ人だからダメ!? 何よ! 私だってアラブ系アメリカ人じゃないの!」
ジム「誤解するな、別にアラブ人差別をしてるんじゃないさ…キミを差別する気もない…」
アイシャ「じゃあ…どういうことなの…?」
ジム「僕と結婚するということはだな…上流階級の仲間入りをするということ。
あんな貧相で不審なヤツとは付き合って欲しくない…
……アラブ人でも、上流階級のちゃんとした方々なら文句はないんだが」
アイシャ「サイテーね! アリをそんな風に言わないで!!」
ジム「何がサイテーなもんか! 身分を考えろ! 君のために言ってるんだぞ!!」
アイシャ「身分!? あなたっていつの時代の人間よ?」
ジム「ん? 現代人のつもりだが?」
アイシャ「何…その時代錯誤な台詞は、中世じゃないのよ?」
ジム「現代でも身分はあるさ」
アイシャ「そりゃ…英国とか一部の国には残ってるわ…
欧州の多くの国でも慣習として残ってはいる…それは分かるけど。
現代社会は基本的にみんな平等なのよ?」
ジム「ハハハ! さすが、いいトコのお嬢様で弁護士になるような女は言うことが違う!」
アイシャ「どういう意味よ!? この国、そして多くの先進国は民主主義社会じゃない! 私の何が間違ってるのよ?」
ジム「キミはおめでたいよ……何だかんだで育ちのいいお嬢様なのだな……」
ジムは言う、平等なんて幻想だ、下層の物を大人しく従わせるには幻想が必要なのだと…
身分格差は見えにくくなっただけで健在であり。
力の差、支配する者とされる者、それらも健在なのだ、強者と弱者の構図は変わらないのだという。
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