過去ログ - アイシャ・ジャクソンの半生記
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40:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:46:58.41 ID:YlVf3vwU0
アイシャ「どういうこと!?」

ジム「知らされてもいないのか…まぁ、無理はないな…。
    せっかくいい機会だから、ジャクソン家のことを教えてあげるよ…」

ジムが語るジャクソン家の真実…それは私には信じられないことだった…。
信じられないというより…信じたくはなかった!

ジム「ジャクソン家は石油商人…アラブ人をたくさん食い物にしてるぞォ…」

アイシャ「…え!」

ジム「キミのお母さんの方の家系だって、今は多角企業だが…
   元はイギリスの豪商、女王陛下お気に入り武器商人さ…」

アイシャ「そ、そんな…!」

ジム「19世紀に戦争と植民地支配で巨万の富と現在の地位を手に入れ
    現在の事業の基盤を作ったんだ…」

ジム「なんだかんだで、キミは戦争で得た富や、アラブ人から搾り取った富の恩恵を受けてるんだ」

アイシャ「信じられない…」

ジム「アジアから、アラブから、アフリカから集めた富の恩恵を受けているのは事実さ」

アイシャ「そんな…私…」

ジム「なに、金に綺麗も汚いもない、キミが罪悪感を感じる必要はない…。
    ただ、キミもなんだかんだで利害関係や富や権力の渦の中の人間だというのを分かって欲しかったんだよ。
     キミも支配側の人間で、それらから逃げられない人間…それを知って欲しかった」

アイシャ「・・・・・・・」

ジム「アラブの利害関係の渦で不幸になって、
    アラブの利害関係の渦で幸福にもなった…キミは数奇な運命のアラビアン・シンデレラだな」

アイシャ「私は…平和な国に生まれてたら普通の女として生きてたかもしれない…
      私は戦争と利害関係に振り回された…」

ジム「僕も少しは可哀想に思う…だがね…。
    支配される側の人間が支配する側にまわる例外、その例外を実現するチャンス…
    そう滅多にまわって来る物じゃないんだ!
    キミはとても幸運なんだ、その幸運を無駄にするのは勿体無いと思うんだよ!
    支配する側の人間にはなかなかなれない、一生掛かってもなれないことだって多い…
    そんな中、キミは幸運にも支配する側の人間になれるんだ!ラッキーなんだよ!?」


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