過去ログ - アイシャ・ジャクソンの半生記
1- 20
44:名無しNIPPER
2015/11/02(月) 02:54:37.78 ID:YlVf3vwU0
ジム「新婚旅行はあの客船でドバイにハネムーン、楽しいぞ…?」

アイシャ「・・・・・」

ジム「同じアラブでも、キミのいたアラブとは大違いな場所だ」

ジム「キミは絵画が好きだろう? モネでもルノワールでもなんでも買ってあげるよ?
   五大湖近くのキミの実家、あれの何倍も大きな家にだって住ませてあげるよ?
   キミには綺麗でいてもらいたいから、服だって化粧品だって好きなだけ買ってやるよ!
   キミは猫が好きだっけ? 猫なんか何匹飼ってもいいぞ!」

アイシャ「・・・・・・・」

ジム「キミのことは考えているさ、キミには幸せでいて欲しい…
    だから…なんでも買ってあげるよ」

ジムはリモコンを操作し、プロジェクターを作動させる。
大きな航空母艦のCGが映し出される………

ジム「海軍で進行中の空母建造計画さ、これにも出資している」

アイシャ「これが何なのよ?」

ジム「今日見た小船なんか富の一部なのさ、原油タンカーだって空母だって…
    僕らの一族の思いのままになるんだよ!?」

アイシャ「別に…大きな船なんか欲しくないわ、私はその手のマニアじゃないもの」

ジム「何、船なんかは事業の一環にすぎん、これは力の一例だ…」

アイシャ「何が言いたいの?」

ジム「これだけ大きな力を持つ家の嫁だ、権力だってどれだけ持てると思う?」

アイシャ「え?」

ジム「政治的コネクション、各団体への影響力…キミが大好きな慈善事業を行うにも必要なもの。
    それらが簡単に手に入る、キミ好みの慈善事業も派手に出来るというわけだよ?」

アイシャ「そんな! あなたにそんな頼るつもりないわ!」

ジム「まぁ、アラブ人であるキミが、大統領に挑戦するのは無理があるかもしれんが、
    上院議員くらいには簡単になれるんだぞ? キミが好きな活動なんかにも大いに貢献できるんだぞ?」

アイシャ「…あなたがバックになるっていうの?」

ジム「そうだ!」

アイシャ「悪いけど…あなたに何を言われてもね…
     納得できないものは出来ないのよ?」

ジム「嫌だから嫌なのということか? 女の得意技だな」

アイシャ「なんとでも言いなさい…今日はもう遅いし、ミナを連れて帰るわ…」

ジム「ふん…まぁ、仕方ない…」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
72Res/94.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice