50:名無しNIPPER
2015/11/03(火) 07:44:42.08 ID:a+Bw8t890
アイシャ「やっぱり! あなたってなんて人なの! この人でなし!」
ジム「何? 勘違いはよせ、僕の好意で彼らを救済してやろうってことだよ…」
アイシャ「好意!?」
ジム「キミが僕の言うことを聞いてくれるならの話だがね…」
アイシャ「やっぱり、そういうことなのね! サイテー! サイテーよ!」
ジム「怒るな怒るな…これも利害関係だ…」
アイシャ「あなたの裏工作でしょ!」
ジム「そんな証拠はないだろう?
あくまでキミが言う事を聞けば彼らを助けるという条件を出しているにすぎん…
僕は彼らにはまだ何もしてないよ?」
アイシャ「そうやって知らん振りするつもりね……? ふん、もういいわ……!」
ジム「で、どうなんだ? 僕の言う事を聞くのか?」
アイシャ「え?」
ジム「聞かなきゃ…彼らは不法入国で強制送還されてしまうだろう…
恐らく二度とアメリカには来れないだろうね」
アイシャ「な!?」
ジム「アメリカでの事業計画は失敗さ。
大変だろうね、あんな小さな会社が米国進出なんて大きな賭けだったろうに…
それがダメになるとは…アリくん一家は気の毒だよ」
アイシャ「!?」
ジム「あの女の子は彼の娘さん? まぁ、彼女は可愛いからどうにかなるだろうね…フフフ。
あの男の子は彼の息子さん? 小さいのに気の毒だ……。
あの東洋人は…まぁ、イエローは小賢しいからどうにかやってくだろうが」
アイシャ「そんな…」
ジム「彼らの為にも、僕の言う事を聞いた方がいいってことだ…」
アイシャ「あなたってなんて奴なの…あんたなんか地獄に落ちろ…」
ジム「ハハハハハハハハハハ!!!」
私はジムの前で泣き崩れた。
降伏するしか出来ない自分が悔しかった、人形である運命を変えられない自分が悔しかった、
ジムの言いなりにしかなれないのが悔しかった……………。
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