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2015/10/31(土) 00:46:07.56 ID:kIazE1A+0
一種の「恩返し」みたいな気持ちが…もしかしたら強いかもしれない。
アメリカに来て十年以上…色々あって、弁護士になったし…
そして…ついには結婚と。
今までを振り返りながら、ふとアラブにいた頃のことを思い返した…
アイシャ(アリは元気にしているかしら?)
もう十年以上会ってないし、どこで何をしているのかすら全然分からない…
私は勇敢で優しい彼のことを忘れたことはない、いつかは会いたいと、心の片隅で思っている。
だけど…何の手がかりもないし、情報もないのだ…
ジェシカとはアラブにいた頃から手紙のやり取りを続けているし、
米国で暮らし始めてからだけど、何度か会ってもいる。
彼女は、私がアメリカに着いて数年経った頃、
結婚し軍を辞め、現在はシカゴで普通に暮らしている…
ジム「どうしたの?料理が口に合わないかな?さっきからボーっと窓の外を眺めてばかりで…」
アイシャ「え?なんでもないわ…あまりに景色が綺麗だったから見とれてたのよ」
食事を済ませ、私とジムは市内のホテルに戻る。
有名な音楽家が一時自宅代わりにしていたとかいう、そういうホテルらしい…
ホテルに戻るとジムは疲れているのかすぐに寝てしまった。
アイシャ(こんな早い時間に寝るなんて…一人じゃ退屈じゃない… もう!)
私は寝ているジムを置いて、一人で夜のNY観光をすることにした。
―ダウンタウン
アイシャ「ココがダウンタウンね!」
ジムはこういうところが嫌いだ、彼と一緒だったら行けなかったろう…
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