過去ログ - 沙紀「ひとかけらの微熱を乗せて」
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7: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/10/31(土) 19:10:43.45 ID:8QRzfjZl0

そう言う沙紀の手も緊張してなのか少しだけ震えていて、ほんのり汗をかいていた。
その柔らかでスベスベした感触はまさに女性的なもので、そのあたたかさはどこか安心を覚える。
手首を返して握り返すと、少し驚いたのかビクッと反応するも、次には彼女の方からも力を入れて手のひらを重ねてきた。

「まわりから見るとカップルに見えちゃったりするんすかね、アタシたち」

なんて言葉が耳に届いたとき、遮るように風と空気の抵抗が上半身をぶん殴り、終わるまでの数分間、気絶していたかのように記憶がぽっかりと抜け落ちていた。



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