過去ログ - 白坂小梅「あの子を……探してるんです」九十九一希「と、片目を隠した少女は言った」
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39:名無しNIPPER[saga]
2015/11/12(木) 19:15:34.34 ID:nmKq4XR30

――……


一希「再開しようか」

小梅「あの子探し……」

一希「がんばれるか」

小梅「うん。おどろおどろしいのとか……怖いのは……好き、だけど、こ、こんな友達がいなくなるような、怖さは……ほしくない、から」

一希「……そうか」





また歩き回る。

しかし手がかりはつかめないまま、時間だけが過ぎていく。



一希「『あの子』はどうしていなくなってしまったんだろうな」

小梅「……わからない。でも、きっと……なにかに巻きこまれたんだと、思う。このフェスタ……す、すっごくぞわぞわする空気が、流れてる、から」

一希「……妖しいのか」

小梅「うん……とっても……。廃病院とか、廃ホテルとか、廃研究所、とか……そんな所の感じと、似てる、かも……」

一希「とりあえず頽廃的なわけか」

小梅「3年前に惨劇があったり、呪いの伝承があったり、死神がとりついてるみたいな……」

一希「ミステリだったら連続見立て殺人でも行われそうな設定だな……」

小梅「み、ミステリ……かぁ、でもホラーなら、そして誰もいなくなった、って終わりそう……最後の生存者が、ほっとした途端にぐさぁって……ふふっ……」

一希「そんな展開は遠慮したいがな……」

小梅「……うん。……今日は、だ、誰もいなくなってほしくない、よ」



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