過去ログ - 白坂小梅「あの子を……探してるんです」九十九一希「と、片目を隠した少女は言った」
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88:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 13:34:01.23 ID:piWlzMOm0

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小梅「はぁ……はぁ……はぁ……っ……!」


一希「待て……! 危ない……っ」



駆ける少女を追いかけるが、人ごみが行く手を阻む。


しかし、止まれない。止めなければならないから。



あの路地裏に潜むのは、このフェスタで人をさらう『ハロウィンの悪魔』だ。

それは直感で……触感の震えで疑いようもなく理解できる。

このフェスタに来た人も、『あの子』も、あそこにいるものにさらわれたのだ。



圧倒的な『不気味さ』。



人のことを貶めて呼んだ妖怪ではない。

設定作りで生んだ空想の怪物ではない。


戦慄を運ぶ悪気が確かにそこにある。



感じられるのは……霊感が強い少女の近くにいたせいで、おれ自身の霊感もまた鋭くなっていたせいか。

それとも『それ』の気配があまりに圧倒的な濃度を誇っていた故か。





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