15:名無しNIPPER[saga]
2015/10/31(土) 23:04:57.10 ID:m9aJzdw+0
図書館の方向を目指して歩いていると、近所の公園が見えた。陽の光がまぶしい公園、その中で元気いっぱいに遊ぶ小さな子供。
木陰の中で微笑みながらそれを見守っている夫婦。ベンチに腰かける幸せそうな恋人同士。
千早は立ち止まり、うらやましそうに、そして少しだけ悲しそうにその光景を眺めていた。
あずさ「あらあら、素敵な景色ね。私も運命の人と結ばれたくなるわ〜。千早ちゃんも羨ましいのかしら?」
千早「いえ、そんなことありませんよ……ってあずささん!?なんでこんなところにいるんですか!?」
千早が振り向くと、同僚の三浦あずさが後ろに立っていた。成熟した体に二十歳とは思えないほどの母性をたたえた女性だ。
頬に手を当てて微笑する姿は、おっとりとした印象を与えると同時に、見る者を虜にする不思議な力を秘めていた。
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