過去ログ - 凛「1分間トリップオアトリート?」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:24:36.82 ID:WcU3rdzT0
秋葉原といえど大通りを離れ、さらに2回3回も角を曲がると人気はほとんどなかった
そして、4回目の角を曲がると少し開けた通りに出て、真っ赤な夕日がちょうど正面から差し込む形となった

秋は夕暮れとはいったものだ。その美しくも儚い光景に少女はもののあはれを感じる…ということはなかった
少女がその夕日を見て最初に感じたのはもっとずっと奇妙で奇怪な感情だった

凛「逢魔時…」

夏休み、確かあの時はもっと遅い時間だった。練習が終わった後、海未と一緒にラーメンを食べに行った帰り道。
同じような真っ赤な夕日を見た。昼と夜のどちらでもない時間。昔の人は魔と出逢う時間として恐れたという。
海未が冷やりとした口調で淡々と説明するのを凛は横で息を呑んで聞いていた。
でも、途中から夕日が赤く見えるのは青い光が空気中で散乱してうんたらかんたら…
勉強の話になったから凛は逃げた。文系かと思いきや理系もできる、恋愛未満の化学式、園田海未

…とにもかくにも、凛が美しい夕日を見て感じたのは不気味さ、もっと言えば恐怖に近い感情であったのだ



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