過去ログ - 凛「1分間トリップオアトリート?」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:27:06.41 ID:WcU3rdzT0
思わずふっと息が漏れる。教科書のような文言に恐怖はもはや微塵も消え失せ、少しおどけて返事をかえす
凛「こんばんは、かぼちゃのお化けさん!良い逢魔時だね!でも、ごめんね〜。今はお菓子持ってないんだ〜。いたずらだけは勘弁して欲しいにゃ♪」
「お菓子…くれないの…?」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:28:20.58 ID:WcU3rdzT0
意識が覚醒すると、そこはもといた道のようだった
腕時計を確認すると時刻は16:39。随分長い時間気を失っていたように思われたが実際はほとんどといっていいほど時間は経っていないようだった。
凛「夢…だったのかな…?」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:29:41.40 ID:WcU3rdzT0
立ち止って顎に手をやって考える。絵里が考えるときによくやる癖だ。
何となく賢そうに見えるから、凛もよく真似してやるようになったが、これによっていいアイデアが浮かんだことは今までに一度もない
そこから凛が導き出した結論はこうだ。絵里ちゃんは考えてるようで何も考えていない。
暴論である。ちなみに絵里はこのポーズで考えた後、いつも割といいアイデアを出している。賢い
11:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:33:07.09 ID:WcU3rdzT0
「突然で悪いんだけれど、秋葉原のハロウィンフェスタってまだやっているかわかるかな?」
凛「ハロウィンフェスタですか?まだやっていますよ。…今の時間だともうすぐ仮装パレードが始まる頃だと思います」
「そ、それ本当!?まっずいなぁ…。…とりあえず、ありがとねっ!急ぐから…ばいばい!」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:34:11.04 ID:WcU3rdzT0
困った人をみるとウズウズして助けずにはいられない。星空凛はそんな性格だった。
せっかくの誕生日パーティーだけれど、今日は凛が主役。ちょっとくらいのわがまま、みんな許してくれるよね?
凛「仮装パレードに参加するんですか?」
13:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:37:06.06 ID:WcU3rdzT0
凛「体育の先生ってちょっと怖いイメージがあるけれど、先生はあんまりそんな感じしませんね!」
先生「えー、そうかなぁ…。これでも怒るときは怖いって結構有名なんだよ?」
凛はこの女性が鬼のような形相で生徒を叱責する姿を想像しようと試みたが無念に終わった
14:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:39:25.45 ID:WcU3rdzT0
真剣な表情で語る先生の姿を凛は純粋に素敵だなと思った
憧れと尊敬の念さえ抱いた。
凛「先生は…いい先生ですね!」
15:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:40:54.10 ID:WcU3rdzT0
凛「実は、り…私もスクールアイドルやっているんです!」
先生「へぇ……それは奇遇だね!」
凛「はい!今日も昼間にここでライブをしました!私たちのグループは…μ'sっていうんです!」
16:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:43:31.67 ID:WcU3rdzT0
すっかり暗くなっていたので、近づいて初めて気が付いたのだが4人の高校生は音ノ木坂学院の制服を着ていた
凛は少しずつ混乱し始めていた
「こちらの方は…?」
17:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:44:15.62 ID:WcU3rdzT0
『星空先生、27歳の誕生日おめでとう!!』
18:名無しNIPPER[saga]
2015/11/01(日) 04:45:50.93 ID:WcU3rdzT0
生徒たちは後ろ手に隠していた小さな包みを2つと寄せ書き、先生と被ってしまったがハロウィンパッケージのお菓子の詰め合わせを各々手渡した
先生「み、みんなっ…!…ありがとう!!…でも、人前で大きな声で年齢を叫ばないで!?」
アハハ、センセイナイテルー!
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