過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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556:名無しNIPPER[saga]
2015/11/24(火) 02:07:32.36 ID:F1tA6O+W0
未央「もーっ! やっぱり寝坊しちゃったじゃんか! 集合まであと十五分しかないよ!」

凛「ご、ごめん……すっかり寝過ごしちゃったね……」

未央「うぅ、あの後色々後始末とか大変だったから……」

翌朝、私たちは急いで着替えを探しながら、朝の身だしなみを整えるのに大忙しだった。
う……結局あの後、汚れたシーツをどうごまかせばいいのか分からなくなって、それに心臓もばくばくして眠れたものじゃなかったし、私だけ裸でしぶりんに抱きしめられながら眠っちゃうし……。あーっ、これじゃ撮影場所に遅刻しちゃうよ!

未央「……しぶりんが、あんなことまでするから……」

凛「わ、悪かったよ! 私もちょっとやりすぎたかなって思ったし……」

――昨夜の事を思い出すと、未だに顔から火が出そうになる。本当なら起きた時の朝はもうちょっと気まずさが残るようなものなのかもしれないけど……生憎今はそれどころじゃない状況なのが、あるいは不幸中の幸いというやつなんだろうか。

未央「準備できた!? 細かいことはまた向こうについてからでもできるから……とりあえず行こっ、しぶりん!」

凛「うん、私も準備できたから……今行くよ」

しぶりんが靴を履いたのを確認して、部屋の扉に手をかける。
がちゃり、とドアノブを回そうとしたその時、ノブを持つ私の手にしぶりんの手がかかった。

未央「し、しぶりん?」

凛「……ここ、絶対撮られちゃだめだからね」

そう言ってしぶりんは、私の股を手で軽くさすってきた。そこには昨日、しぶりんにつけられたキスマークがたくさん残っている。
その表情は少しいたずらっぽく……なんて考えていると


ちゅっ


と、私の頬に軽くキスをされた。

凛「おはようのキスも……まだしてなかったし」

未央「…………っ」

顔に熱がこもっていくのが分かる。私の口は酸素を求める金魚みたいにぱくぱく動いていたことだろう。
……あぁ、これだから、しぶりんにはかなわない。

未央「……もーっ! 今はそれどころじゃないんだから! ほら、早く行くよ!」

凛「……分かってるよ」

未央「急がないと置いてっちゃうからね!」


……くっそー。いつか、私の方からやり返してやるんだからね、しぶりん。


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