過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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708: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2015/12/11(金) 23:44:12.62 ID:v2roAsR20
未央「あ、じゃあ私が前で滑るね。後ろの方が多分怖くないだろうし」

藍子「はい。そうしてくれると嬉しいです」

スライダーの入り口に腰かけると、思っていたよりも角度は急で、水の流れる速度も速い。絶叫系とまではいかなくても、なかなかスリルのある作りになっていそうだ。
あーちゃん、これ大丈夫かな……と思っていると、後ろに来たあーちゃんが私の脚の外側に両足を投げ出し、背中に彼女の存在感を感じる。

藍子「えっと、それじゃあ……し、失礼します」

未央「は、はい」

あーちゃんでもないのに思わず敬語で答えると、両肩を彼女の手が遠慮がちに掴む感触が伝わってきた。さっきまで抱き合っていてなんだけど、これはこれで何だか変な緊張を覚える。

未央「準備いい? じゃあいくよ?」

そう確認して、いざ滑り出そう……としたところ、急に係員さんからストップの声がかかった。


「すみません、中途半端にしがみついて滑ると危険なので、後ろの方はもう少ししっかりしがみついて頂けますか?」


藍子「うぇっ!? は、はい、すみません!」

びくっと、肩に置かれた手が震える。……かくいう私も、なんだか緊張が……!

藍子「あ、えっと、じゃあ……もっと抱きつきますね?」

未央「は、はい! いつでもどうぞ!」

だからなんであーちゃんでもないのに敬語なんだ、と思う間もなく。
彼女のふわりとした水着の擦れる感触や、暖かな体温とともに触れる肌の柔らかさが、私の背中にぎゅううぅ……と、力強く密着してきた。

……ま、まずい。俄然緊張して、目の前のスライダーがどうというより、あーちゃんにこんなに強く後ろから抱きしめられているという事実が目の前をチカチカさせてきた。



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