過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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801: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2015/12/19(土) 00:49:35.76 ID:copGDQO90
未央「……落ち着いた?」

藍子「…………はい。ごめんなさい。その……なんだか迷惑をかけてしまって……」

二人で人気のないところに座って、十五分ほど泣きじゃくる彼女を抱きしめ、背中をさすってやると、流石に彼女も少しづつ落ち着いてきた。赤く腫れた目元と鼻をまだ時々指でこすりながらではあるけれど、ようやく会話が可能になってきた感じだ。

未央「いや、大丈夫なんだけどね。……えっとそれで、その……さっきのこと、なんだけど」

藍子「……はい。……あの、今でもなんだか夢見心地で信じられないんですけど、未央ちゃんは……私のこと……」

隣で、まだどこか心配そうに上目遣いで見つめてくるあーちゃん。
私はそんな彼女の柔らかな髪をぽんぽんと撫で、じっと目を見つめ返すと、自分の正直な想いを口にした。

未央「――うん、好きだよ。友達として……じゃなくて。一人の女の子として」

未央「私は、あーちゃんが好き」


自分でもこっ恥ずかしい台詞を言っている自覚はあるが、だけどこの状況ではもうそんな事など気にしている余裕はなかった。
あーちゃんはまた少し目尻に涙を溜めたものの、ぐっとこらえたように涙を拭くと、いつものような柔らかい笑顔を私に見せてくれた。

藍子「……嬉しい、です……。私も好きです、未央ちゃんのこと」

未央「それはさっき嫌って程聞かされたから、心配しないでもちゃんと伝わってるよ」

藍子「ご、ごめんなさい……!」

またさっきの事を思い出してしまったようで、再び顔を赤くして俯くあーちゃん。……こんな彼女の意外な一面を知れた事も、なんだか私の気持ちに言いようのない幸せをもたらしてくれる。


未央「(とりあえずあーちゃんもだいぶ落ち着いたみたいだし……そろそろここを移動しようかな?)」

気が付けば時間もそこそこ経っていて、いい感じに泳ぎによる疲労感もある頃合いだ。


未央「(……どうしようかな?)」

(今の時間は18時ほど)



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