過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」
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807: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2015/12/19(土) 01:44:08.10 ID:copGDQO90
「では、ごゆっくりお寛ぎください」

女性の店員さんはそう言うと、にっこりと微笑んで私たちの個室の扉を閉め、そそくさと足早に立ち去ってしまった。……どうやらここのお店は女の子同士でもこの個室に座れるみたいだ。

未央「……ここに来てみたかったの?」

藍子「はい……。あの、ずっと前から私、雑誌でここのカフェが素敵だなって思ってて……。それで、いつか未央ちゃんと一緒に来れたらなって思ってて……」

未央「そ、そっか」

……改めて今の状況を整理してみよう。
私たちは、カップル専用の個室に今二人っきりなのだ。部屋の中はセンスのいいお洒落なつくりになっていて、大きめのソファーに二人で並んでくっついて座っている。
店内はいい雰囲気のBGMが流れていて、なんだかリラックスできるつくりだ。

未央「(……いや、今の私は全然リラックスできてないけどね!?)」

どうしようどうしよう! さっきはあーちゃんがあんなに泣きじゃくっちゃってその対応に追われてたから全然現実感がなかったけど、改めて考えたら……わ、私あーちゃんに告白しちゃったよ!
この狭い個室にあーちゃんと二人きりになってしまったことで、否が応にもそのことを意識せざるをえない状況になってしまった。

未央「(つ……つまり、今私はずっと好きだったあーちゃんと好き同士になれて、それで……なんか、何となくその後の雰囲気でこんなカップル専用の個室に来てて……)」

未央「(……ま、まずい、なんか今更緊張してきた……!)」

隣をふと見ると、あーちゃんもいかにもこの部屋に来てから緊張している様子で、頬を赤く染めたまま恥ずかしそうに下を向いてしまっている。



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